体験学習を通して畜産物及び畜産について学ぶ「やまぐち畜産ふれあい体験学習」を、食育の一環として1年生を対象に行いました。
牛乳からバターを作る加工体験や模擬搾乳体験、子牛とのふれあい体験を行ったり、酪農家の方からお話を聞いたりして、畜産についての関心を深めました。
子牛とのふれあい体験では、2頭の子牛をなでさせてもらいました。児童は、「あたたかい」「同じ牛でも毛の硬さがそれぞれ違う」と口々に感想を言っていました。
酪農家の方のお話では、仕事内容をお聞きする中で、酪農家の方が牛に愛情を注いで一生懸命に育てておられることを感じました。1頭の牛から1度に絞れる牛乳の量は、25Lだと教えていただきました。1年生112人が1回の給食で飲ませてもらっている牛乳の量とだいたい同じだということを知って、驚いていました。
今回、子牛と直接触れ合ったり酪農家の方からお話を聞いたりすることを通して、命の尊さを体感し食べ物への感謝の気持ちをもつことができました。(宇部市立恩田小学校)
大島の子どもたちが大島地区の漁業の実際の様子を地域の人たちの協力により、体験する活動です。今年度で20回を迎えました。
中学部3年生が実際に漁船に乗り、仕掛けてあった定置網を引き上げました。小学部の児童はその作業の様子を船上から見学します。その後、港に戻り、捕れた魚の荷揚げと仕分けをしました。ブルーシートに並べられた魚の種類の多さに大島の海の豊かさを実感しました。最後に、水産事務所職員の方から魚の種類や特徴等の説明を受けました。
今回の活動を通して、子どもたちは漁師の方のプロとしての凄みを目の当たりにすることができました。また、漁を休んでまでも、子どもたちにたくさんの魚を見せてあげたいという漁師の方の温かい心にもふれ、そんなふるさとに誇りと愛着をもつことができました。(萩市立大島小中学校)
7月17日(水)、山口大学工学部において、1学年の総合的な探究の時間及び基礎探究の一環として大学体験セミナーを開催しました。
第一部の全体会では、工学部長挨拶の後、大学院創成科学研究科で学ぶ本校出身の2名の大学院生から、学生生活と研究活動についての話を聞きました。
第二部では、8~10名の班に分かれ、21の研究室の中から三つの研究室と図書館を訪問しました。応用化学科の研究室での薬を作る研究や、知能情報科の研究室でのAIを使った脳の研究など、生徒たちが抱く工学部の研究のイメージとは違った世界を体験しました。
今回のセミナーへの参加は、生徒たちにとって今後の学習活動や進路選択について考えるよいきっかけとなりました。(山口県立宇部高等学校)
中学2年生の総合的な学習の時間で、生徒がジャムの製造、スイーツの販売などの職場体験実習に取り組みました。
瀬戸内ジャムズガーデンは温暖な気候の周防大島ならではの強みを生かしたジャムを製造している会社で、年間約180種類のジャムをつくり、お店には常時30種類ものジャムが並んでいます。手作り無添加で高品質との評判から多くのメディアで取り上げられています。また、ジャムをつかったスイーツを食するカフェも隣接しています。そのような職場で実際にジャムづくりやスイーツの販売に携わることができました。
今回は将来パティシェをめざしている生徒が実習をすることができました。この実習を通して、ジャムづくり、お菓子づくりにいっそう興味関心をもつとともに商品を手にしたお客様が笑顔になる姿を目の当たりにし、パティシェという職業にさらに強い思いを抱くこととなり、大変有意義な学習となりました。(周防大島町立周防大島中学校)
1年生の総合的な学習の時間に、クラスごとに徳山工業高等専門学校の先生方が講話をしてくださいました。講話のテーマは、「ソーシャルアントレプレナーって何だろう?」「原因と結果の関係-因果関係と相関関係-」、「私たちの生活の身近にある福祉」でした。難しそうなテーマの話も、中学1年生にも分かりやすく工夫して教えていただきました。以下は生徒の感想を一部抜粋したものです。
・私は最初「ソーシャルアントレプレナー」って何?と思いました。経済に興味のあるほうでしたが、初耳だったのでわくわくしながら聴きました。普段あまり時間をかけて考えることがない問題を、班のみんなと話し合うことができてよかったです。
・初めは内容が難しかったけど、例題を解いていくうちに発見があり、想像が広がりました。たくさんの情報の中から正しいものかどうかを見分けるとき、今日教わった因果関係を生かしていこうと思います。
・福祉は身近なところにあり、誰もが深い関わりをもつ生涯にわたって大切なことだと分かりました。これからいろいろな場で人と関わっていく中で、今日学んだことを意識して生活していきたいと思います。
今回の講話を通して、生徒は将来に向けて、視野を広げて社会への関心をもつことの大切さを考える貴重な機会となりました。(周南市立太華中学校)
キャリア教育の一環として、8月に職場体験学習を行いました。2年生3名が仙崎海上保安部を訪問し、様々な業務を見学させていただいたり、操船を体験させていただいたりしました。
体験生徒の感想から
巡視船に乗船し、仙崎湾にある灯台に連れて行っていただきました。巡視船の操船をさせていただきましたが、思うようにかじ取りがいかず、とても難しかったです。巡視船に乗船して乗組員の方の動きを観察していると、乗組員の方が常に周囲の状況を双眼鏡や目視で観察していて、ぶつかりそうな岩がないか、救助を求めている人がいないか注意していると聞きました。集中して周りを見ていないと助けを求めている人に気づかなかったり事故が起きたりするので、常に周囲の情報に気を配ることが大切だと知りました。(長門市立日置中学校)
総合的な学習の時間で、66の事業所を活用し、2年生177名の生徒が職場体験学習をさせていただきました。
防府市消防署での職場体験学習では、放水体験等のさまざまな体験をさせていただくことができました。特に印象に残っている体験は、けっさくの縄を使い、色々な結び方をすることです。緊急時や災害時に役に立つということを学ぶことができました。また、消防署の職員の方々の服装の色には意味があり、青はポンプ隊(消防隊)、オレンジはレスキュー隊(救助隊)、グレーは救急隊ということを知ることができました。
今回の職場体験学習を通して、防府消防署の職員の仕事内容にふれ、仕事の大変さを実感することができました。また、緊急時に備蓄などの備えをしておくことや、日頃から防災意識をもって生活していくことの大切さを改めて理解しました。(防府市立国府中学校)
6月に6年生を対象として、岩国税務署長さんをはじめ、岩国法人会の方々にお越しいただき、租税教室を行いました。「もし税金がなかったらどんな社会になるのか」についてDVDを鑑賞するとともに、税金の大切さやその使い道をどう決めるかなど、社会参画することの大切さについてしっかりと学びを深めることができました。(岩国市立灘小学校)
本校は、周南公立大学、徳山工業高等専門学校、久米地区社会福祉協議会、本校で四者連携協力協定を結び、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の共生社会の形成・実現に貢献する様々な取組を行っています。
また、本校は、在籍する児童生徒の約9割に当たる肢体不自由のある児童生徒が多様な経験を積めるよう、協定を結ぶ他機関と連携した教育活動の充実に努めているところです。
その取組の一環として、障害者パラスポーツである「ボッチャ」を障害の程度にかかわらず、誰もが楽しめるように、徳山工業高等専門学校の支援技術チームが開発された装置を活用させていただき、指導を受けながら中学部で授業を実施しました。
ボッチャ終了後は、ボッチャ装置に触れることができ、その優れた性能に、生徒はもちろん、教員も驚きの連続でした。
中学部の生徒たちは、授業を通して最先端の技術に触れることができ、普段の授業では体験できない感動を味わうことができました。(山口県立周南総合支援学校)
3年生の社会科見学の見学先として、長州産業株式会社を訪問させていただきました。自分たちの住んでいる地域にある工場で、どんなものが作られているのか。子どもたちも、この見学を楽しみにしていました。
工場見学では、ソーラーパネルや太陽光発電に必要なものが生産される流れについて順を追って見学しました。また、ソーラーパネルの構造について説明されているコーナーや実物の太陽光電池に触ることのできるコーナーなど、子どもたちの興味を引く展示がたくさんありました。
会社説明では、企業理念や持続可能な社会の実現に向けた取り組みなどについてお話をしていただきました。
今回、実際に自分たちの目で見ることで、「ものづくり」における工夫や生産されている方々の思い、そして自分たちの生活を支えてくれている人たちの存在に気づくことができました。(山陽小野田市立須恵小学校)