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萩地域(萩市・長門市・阿武町)

小学校へ  中学校へ  高等学校・中等教育学校へ  特別支援学校へ


小学校
 
1 萩市立 椿東小学校 中島観光農園
萩の「ぶちええもの」を見つけよう
職場見学・就業体験
萩の「ぶちええもの」を見つけよう

本校3年生は、総合的な学習の時間において「萩の『ぶちええもの』を調べよう」という学習に取り組みました。1学期の総合的な学習の時間には、校区内の道の駅を見学したことで、萩市内には萩焼だけでなく、豊かな自然の恵みを生かした特産物があることに気づきました。この学習に関連させ、9月には、社会見学先の一つとして、萩市小川地域の「中島観光農園」を訪問させていただきました。

見学当日は、広大な果樹園に実る梨やりんご、マスカットなどの果実に子どもたちは歓声を上げました。農園では、6〜7種類のものを、時期をずらして栽培しておられるそうです。そして、高地ならではの気温の寒暖差や日当たりの良さが、果実栽培の好条件であることを教えていただき、地域の特性を生かした産業が行われていることに気づくことができました。  

地域産業について学ぶとともに、梨の木の下で友達とお弁当を食べたことや、大きな梨をお土産にいただけたことも、思い出となりました。

 
2 萩市立 越ヶ浜小学校 萩市上下水道局(上津江浄水場)
萩市の上水道をについてくわしく知ろう!
職場見学・就業体験
萩市の上水道をについてくわしく知ろう!

社会科の学習の一環として、4年生5名が、萩市椿東中津江にある萩市上下水道局上津江浄水場を見学しました。社会科資料集「ふるさと萩」であらかじめ萩市の水道について学習を行った後、実際に見学することができました。

職員の方から、萩市の上水道の仕組みについてプレゼンテーションで概要を学んだ後、施設内を見学しました。阿武川の水を取り入れて、どのような仕組みで飲料用水となるか、模型を見ながら理解を深めることができました。特に、大小の石や砂で作られたフィルターで汚れが濾過されること、コンピューターで管理しながら塩素が投入され、殺菌の後に上野配水池にポンプで押し上げられること、そこから水道管を通して各家庭に配水される過程をよく理解することができました。

今回の見学を通して、当たり前のように毎日使用している水道水が、市民の願いと職員の方の努力によって、改善されながらより安定した供給がなされてきたこと、阿武川の水が汚れないように環境を守っていくこと、水道水の無駄使いをしないことの大切さなどを学ぶことができました。

 
3 萩市立 椿西小学校 山本食堂
地域貢献「イルミネーションに思いをのせて」
講師や指導者として招聘
地域貢献「イルミネーションに思いをのせて」

校区内にある萩駅周辺で11月27日〜1月15日にイルミネフェスタ2021が開催されました。本校の6年生が地域貢献を目的に総合的な学習の時間を用いて、そのイベントに参加しました。

山本食堂さんは、お店が萩駅に隣接しており、実行委員としても活動をされています。そこで、山本さんともう1名をゲストティーチャーとしてお招きし、準備から片付けまで一緒に活動をしていただきました。

構想の段階から授業に入ってもらい、イルミネフェスタの意義や先輩方の思いを語ってもらったり、2学期には具体的な制作指導をしてもらったりしました。子どもたちは、山本さんの「地域を盛り上げていきたい」という思いに触れることで、自分たちの地域に対する思いを再認識し、意欲的に活動をすることができました。

冬には制作したイルミネーションが夜の萩駅周辺を照らし出し、地域の方や観光客・帰省客の感動を与えられたことに、子どもたちは大きな満足感と達成感を感じ、改めて萩のよさ、そこに暮らす人のよさを感じることができました。

 
4 萩市立 白水小学校 ルネッサながと
町たんけんをしよう
職場見学・就業体験
町たんけんをしよう

1、2年生が、公共の施設の様子やそこでの過ごし方や使い方について学ぶために、ルネッサながとを見学させていただきました。

ルネッサながとでは、ホールに入れていただき、子どもたちは客席に座らせていただいたり、とてつもなく大きな松の描かれた舞台に上がらせていただいたりしました。子どもたちが知っている舞台は学校の体育館ステージだったので、その広さに圧倒されたようでした。また、歌舞伎や文楽などの日本の伝統演劇が上演できる特別なホールであり、そのための様々な設備を見せていただくことができました。大迫りにのせていただき、ゆっくりと上がったり、下がったりしたのですが、初めての体験に少し緊張しながらも嬉しそうな様子でした。他にも、廻り盆や花道迫りについての御説明もいただき、舞台の床下である奈落には、思っても見なかった装置がたくさんあることを知ることができました。

将来、ルネッサながとで鑑賞するときには、きっとこの見学を思い出し、この鑑賞の時間が特別な設備を備えた貴重なホールに支えられていることを実感することができることと思います。

 
5 萩市立 多磨小学校 道の駅「ゆとりパークたまがわ」
田万川の特産品を見つけよう
職場見学・就業体験
田万川の特産品を見つけよう

3、4年生の総合的な学習「田万川の特産品を見つけよう」で、田万川の特産品が集まる道の駅「ゆとりパークたまがわ」を見学させていただきました。家族がそこで働いている児童がいたり、隣接する公園に遊びに行ったりするなど、道の駅は子どもたちにとって身近な場所です。

道の駅では何が販売されていて、どれだけの人が訪れているのかなど知ることができました。また、商品がどこで作られているか、どこからきているかを調べたことをきっかけにして、田万川の特産品を作っている農家や工場へと子どもたちの関心が高まりました。そして、そこで働く人々の思いにまで考えを深めることができました。最終的にその人たちの生産しているものに対する思いが伝わるようなポスターやポップをタブレット端末で作成し、道の駅に掲示をさせていただきました。

今回の学習を通して、ふるさとの特色やよさを再確認できただけでなく、そのことを道の駅を訪れる人たちに発信することもできました。

 
6 萩市立 むつみ小学校 むつみ林業振興会
森林体験学習
講師や指導者として招聘
森林体験学習

本校の3、4年生(6名)が総合的な学習の時間に「森林体験学習」を行いました。

この体験学習は、3年前から、次代を担う子どもたちが森林の大切さや地域林業の重要性を体感し、理解を深めるために行っています。

むつみ林業振興会、阿武萩森林組合むつみ支所、萩農林水産事務所の方々に、森林のはたらきを教えていただき、その後しいたけの駒打ちを体験させていただきました。原木にドリルで穴をあけ、しいたけの菌を打ち込みました。初めは恐る恐るしていましたが、慣れてくると手際よく作業を行えるようになりました。

2年後には、しいたけが収穫できるとのことで、今から楽しみにしています。

 
7 萩市立 育英小学校 須佐公民館 館長
大地のつくり・変わりつづける大地
講師や指導者として招聘
大地のつくり・変わりつづける大地

6年生理科「大地のつくり・変わりつづける大地」の学習をより深く学ぶために、地質学に詳しい須佐公民館館長さんを講師として招き、現地で地層を観察しながら説明していただきました。

本校の校区内には、萩ジオパークにも認定されている須佐のホルンフェルスや弥富の畳ケ淵があります。

始めに須佐ホルンフェルスに行きました。子どもたちは館長さんの説明を通して、白と黒の縞模様の断面が特徴的な畳岩が、日本海の海底に堆積した砂と泥によってできたものであることを知りました。次に、弥富の畳ケ淵に行き、六角柱状の割れ目(柱状節理)を見学しました。また、畳ケ淵で一番大きい玄武岩の柱も見学しました。

実際に目にした須佐ホルンフェルスや弥富の畳ケ淵は、子どもたちにとって巨大で迫力があり、強烈に印象に残ったようでした。また、館長さんから過去1億年間にわたる大地のつくりについての話を聞き、火成活動の変遷に驚いていました。子どもたちにとっては、とても有意義な学習となりました。

 
8 萩市立 明木小学校 明木老人クラブ 明寿会
全校集会「ふれあいフェスタ」:しめ縄づくり
講師や指導者として招聘
全校集会「ふれあいフェスタ」:しめ縄づくり

12月23日に全校集会活動「ふれあいフェスタ」で、明木老人クラブ明寿会の4名の御指導のもと、しめ飾りづくりを行いました。今年度も昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策として、保護者は参観のみとし、会場も密集にならないよう距離をとり、指導者との密接も避けるよう指導方法を検討して実施しました。

縦割り班を3グループに分け、しめ飾りづくり(3〜6年)や縄ない(1、2年)を行いました。各グループには、明寿会の方お一人に付いていただき、離れた場所から指導していただきました。また、中学校1年も参加し、地域の関係各所に飾るしめ縄をつくる活動に取り組みました。優しく丁寧な御指導のおかげで、全校児童全員が満足のいく縄やしめ飾りを作ることができました。この活動を通して、地域の方の温かさにふれるとともに、先人の知恵や技を学ぶことができ、有意義な会となりました。

 
9 萩市立 佐々並小学校 萩市連合婦人会 佐々並支部
あさひ音頭の講習
講師や指導者として招聘
あさひ音頭の講習

9月6日に佐々並地区の婦人会の方々が来校され、運動会で踊る「あさひ音頭」を教えてくださいました。

「あさひ音頭」は旭地区(佐々並と明木)に伝わる盆踊りで、毎年運動会でみんな一緒に踊り、地域の伝統を学んでいます。音頭の歌詞には、地域のことがたくさん表現されています。

講習の最後には、婦人会の方々から、手作りのかわいいお守りとおいしい「わらびもち」をいただきました。

旭地区に伝わる盆踊りを教えていただき、それを運動会で楽しく踊ることで、みんなで伝統をつないでいくことができます。さまざまな行事の際、婦人会の方々に手作りのおやつをいただき、感謝しています。

 
10 萩市立 大島小学校 山口県漁業協同組合 大島支店
漁業体験学習
職場見学・就業体験
漁業体験学習

萩市大島の子ども達が島の主産業である漁業を身近なものとして体験するというこの活動は、今年度で17回を迎えました。また、本校は小中教育一貫校であり、この学習は小学生と中学生が漁業について一緒に学ぶ取組でもあります。

今年度も昨年度に引き続きコロナ禍の中、海の幸を味わう活動は行いませんでした。船上でも港でも、マスクの着用、手洗いなどに気を付けながら、漁業に携わる活動のみを行いました。

中学部3年生が、漁協組合員の方々の協力のもと、実際に漁船に乗り仕掛けてあった定置網を引き上げます。小学部の児童はその作業の様子を船上から興味をもって見学しました。その後、港にもどり、みんなで獲れた魚の荷揚げと仕分けをしました。この中で、漁協の方から魚の種類や特徴などの説明を受けました。実際に魚に触れることで、勤労の苦労や魚を収獲することの喜びを味わうことができたように思います。

今回の活動を通して、子どもたちは地域の方々と積極的に関わり、粘り強く活動することができました。そして大島の漁業をより身近なものに感じ、またふるさとに誇りをもつことができました。

 
11 萩市立 見島小中学校 見島保育園 ほか
講師や指導者として招聘
講師や指導者として招聘
講師や指導者として招聘

見島小中学校では、毎年、地域住民の御厚意により、もち米の寄付があります。

そのもち米を使って、令和3年度は、コロナ禍ではありましたが感染防止対策を徹底したうえで、1月に「新春もちつき大会」を開催しました。

前日は、見島の「やまぐち教育応援団」の方にもち米の仕込み等を依頼しました。きね、うす、その他の必要物品については、見島保育園から借用しました。

当日は、3密を避けるために、前半:見島保育園、後半:見島小中学校とし、進行を2部交代制にしました。また、講師として見島の「やまぐち教育応援団」から指導可能な方を招へいし、餅のつき方、まるめ方等の指導を受けました。

今後は、この活動を本校の「学校・地域連携カリキュラム」内に位置付け、この体験活動と教科等との横断的な関連、地域連携教育の方向性、探究学習へ向けた学びの広がりの可能性等を見据え、取り組んでいきたいと思います。

 
12 萩市立 川上小学校 阿武萩森林組合 川上支所
「I LOVE 川上」森林学習
職場見学・就業体験
「I LOVE 川上」森林学習

 総合的な学習の「I LOVE 川上」で、100年以上前に川上地域の遠谷の山に植えられた杉の木を見に行きました。山口県で植樹された最古の杉と言われています。

金子栄一組合長さんをはじめ森林組合の方々が、現地に行けるように事前に草刈りをしてくださいました。急な坂や獣道のようなところを通って行きました。山地を現地まで行くのは子どもたちにとってはあまりない体験でわくわくはらはらの道のりでした。

成長した杉は、二人で手をつないでやっと届くくらいの太さでとても太く、その太さを体感することができました。

川上は、杉の木が有名で、阿武川の恵みにより良質の木が育ちますが、実はそれだけではなく、先人たちが植樹の必要性を唱えたことにより、今につながっているのだということを学ぶことができました。

 
13 萩市立 福栄小学校 株式会社丸久アトラス萩店
はたらく人とわたしたちのくらし
職場見学・就業体験
はたらく人とわたしたちのくらし

社会科の学習のために、3年生の児童が株式会社丸久アトラス萩店を訪問しました。副店長さんに、バックヤード内をわかりやすく案内していただいた後、実際に売り場を見学しました。

児童は、店内を見学させていただいたことで、商品・売り場・バックヤードなどで、どのような工夫がされているのかを調べ、理解することができました。また、お話を聞き、働いている人の喜びや苦労などを知ることができました。

今回の見学を通して、児童は、お店で働く人は、お客さんのためにいろいろな工夫をしていることを理解することができました。

 
14 長門市立 通小学校 通公民館
昔遊びを体験しよう
講師や指導者として招聘
昔遊びを体験しよう

生活科の学習で昔遊びをした際に、通公民館館長さんから、地域でされていた遊びの紹介やコマの回し方などを御指導いただきました。

わかりやすく教えていただき、コマの回し方がとてもうまくなりました。また、知らなかった遊び方もあったようで、昔遊びにさらに興味をもつことができました。後日、このときに教えていただいた遊びを全校遊びとして取り入れ、2年生が遊び方を説明し、皆が楽しく遊ぶことができました。

今回の学習を通して、コマ回しや身近な地域でされていた遊びの楽しさを実感するとともに、昔の遊びのよさに触れることができました。

 
15 長門市立 仙崎小学校 山口県農業協同組合 深川支所
バケツ稲を育てよう
講師や指導者として招聘
バケツ稲を育てよう

5年生の総合的な学習の時間で、バケツでの苗植えを行いました。本校には近くに適当な学習田がなく、毎年バケツ稲を育てています。広い田んぼでお米を育てるのもよいですが、一人ひとりが自分の小さな苗を愛情込めてお世話するよさも感じることができました。

バケツ稲は、「土づくり」から始まります。JAから講師の方2名にお越しいただき、専門の土で「土づくり」を行ったり、苗のつかみ方や植え方を教わったりするところから始まりました。暑い夏には水をしっかり与えること、「中干し」をしっかりすること等々の指導を受けながら学習を進めました。

10月の脱穀も手作業で行いました。牛乳パックを使って籾をとり、すり鉢で籾殻をとります。一人分としては、片手に乗るだけの量の玄米ですが、子どもたちは大事に持ち帰り、お家でおいしくいただきました。

 
16 長門市立 深川小学校 山口県農業協同組合 深川支所(長門統括本部)
お米から広がる世界
講師や指導者として招聘
お米から広がる世界

5年生の総合的な学習の時間では、米作りについて苗植えから収穫までを自分で体験しながら学習しました。

実際の田んぼで米作りをすることは難しいため、一人一つずつバケツで稲を育てました。苗植えと収穫の時には、指導者として、山口県農業協同組合深川支所の方に来ていただきました。また、日々の水の管理も継続的に見守っていただきました。

苗植えの時には、土の配合、水の量、苗の植え方で気を付けるポイントやコツを丁寧に教えてもらいました。子どもたちは土の感触を手で味わいながら一人分の稲を大切に植えるとともに、水の管理や稲の生長の観察など、意欲的に取り組みました。収穫時には、稲の刈り取りや乾燥の仕方も習い、多くの作業を経て一粒の米ができていることを実感しました。機械を使わず手作業で行ったことも貴重な経験となりました。

約半年の期間をかけて自分で育てたことで、米作りの大変さや収穫の喜びを味わい、米作りへの理解を深めるとともに、感謝をして食事をする心を育てることができました。

 
17 長門市立 俵山小学校 Aコープ長門店
「店ではたらく人」〜よく見て、よく聞いて、しっかりメモし〜
職場見学・就業体験
「店ではたらく人」〜よく見て、よく聞いて、しっかりメモし〜

社会科「店ではたらく人」の学習で市内のスーパーマーケット「Aコープ長門店」の見学に行きました。事前の打ち合わせ、当日の見学、児童からの質問等に丁寧に対応していただきました。

実際の見学時には、鮮魚コーナーでは新鮮な魚をさばいてパック詰めにするところを、精肉コーナーでは地元和牛を切り分けるところを、そして、青果コーナーでは地元の生産者による農産物を袋詰めするところを見学させていただき、食に対する取組姿勢、消費者への思い等を感じることができました。お客さんの利便性・健康面、環境への配慮等を考えた店の工夫を知ることもでき、効果的な社会科学習を行うことができました。

今回の見学を通して、社会科の学習内容の理解はもちろんのこと、キャリア教育として将来の職業選択や自分の生き方・将来の夢につながる学習ができました。

 
18 長門市立 明倫小学校 長門市教育委員会 三隅公民館
「楽しく仲よくスポニュークラブ」で笑顔
講師や指導者として招聘
「楽しく仲よくスポニュークラブ」で笑顔

スポーツ推進委員を講師に招いてクラブ活動の指導をしていただいています。今年度は、一番最初にスポーツ推進委員の方とクラブ活動の年間計画を立てました。クラブ名は、「楽しく仲よくスポニュークラブ」に決定しました。スポーツ推進委員の方がニュースポーツを指導して下さるので,そのような名前になりました。第1回目のクラブ活動で、スポーツ推進委員の方に子どもたちとクラブ活動のねらいを共有し、4回指導していただけることになりました。

6名のスタッフと「シャッフルボード」を体験しました。子どもたちの中には経験者も多く、かなりの腕前でした。楽しい時間をスポーツ推進委員の方と共有しました。いろいろな制限がある中、活動できる喜びと共にスポーツ推進委員の方からのたくさんの笑顔に元気をいただきました。

地域の方に指導していただくことは、子どもたちにとって、地域が大好きになる理由の一つです。会場は、地域の公民館の体育館を利用させていただきました。小学校から徒歩で5分程度の立地条件もありますが、地域の施設を活用できることは、子どもたちにとって地域とのつながりをもつことになりとてもよい経験になりました。

 
19 長門市立 浅田小学校 株式会社 ニシエフ
見てきました! 高い造船技術
職場見学・就業体験
見てきました! 高い造船技術

社会見学で、複合材料FRPを用いて、造船から改造修理する様子を見学しました。

まず、株式会社ニシエフの会社で造られている船の種類や造る工程などについて説明を聞いた後、実際に作業をしていらっしゃる様子を見学したり、津波・洪水避難用シェルターに乗船させていただいたりしました。

子どもたちは、社会科の学習で映像を見て、自動車が造られる様子や人々の工夫などを学習していましたが、実際に、会社の方々から話を聞いたり船が造られる様子や人々が働かれている様子を見学したりすることで、造船に携わる人々がよりよい船を造るためにどのような努力や工夫をされているか理解を深めることができたようです。また、自動車製造は、ロボットなどが作業する工程が多かったのに対し、造船では、一つひとつ手作業で行う工程が多く、自動車製造と比較しながら見学する様子も見られました。

今回の見学を通して、子どもたちは、自分たちの住んでいる近くに古くから高い技術をもった造船所があること、また、いろいろな働きをする船があることも知ることができました。

 
20 長門市立 日置小学校 長門市ケーブルテレビ放送センター
社会見学
職場見学・就業体験
社会見学

社会科「情報産業とわたしたちのくらし」の学習の一環として、実際に施設を見学し、働く人の様子や願いにふれることにより学習の理解を深めたいと考え、長門市ケーブルテレビ放送センターを見学させていただきました。

当日は、ケーブルテレビ放送センターの仕組みや施設内の各スペースや機器の役割、番組やニュースを作る手順やそれに伴う職員の方々の苦労や願いについて分かりやすく説明していただきました。また、児童の質問にも一つひとつ丁寧に答えていただき、理解を深めることができました。特に、ニュース原稿のつくり方や取材の仕方、その際に気を付けておられること、ニュースを読む際に注意することなどを詳しく伺うことができ、子どもたちは、普段目にしているニュースに対して、より興味関心が高まったようです。また、自分たちに関わるニュースをまとめて見させていただいくという思いがけないプレゼントもあり、子どもたちはとても感動していました。

今回の見学を通して、子どもたちは放送などの情報産業で働く人々の情報を集め発信するまでの工夫や努力、情報産業の様子について子どもたちは、深く理解することができました。

 
21 長門市立 油谷小学校 油谷交番
事こや事けんからくらしを守る
職場見学・就業体験
事こや事けんからくらしを守る

社会科「事こや事けんからくらしをまもる(警察官の仕事)」の学習で、地域の交番に行き、警察官の仕事について学習しました。

警察官の持ち物や交番に備えてある道具を見たり、パトカーに乗ったり、様々な体験を通して、警察官の仕事に興味をもつことができました。また、児童の質問に答えていただくことで、くらしを守るための様々な努力や工夫があることに気付き、仕事についての理解を深めることができました。

今回の見学は、教科書だけで学習するのとは違い、働く人の思いを肌で感じることができる貴重な体験となりました。

 
22 長門市立 向津具小学校 長門市中央消防署
親子でいっしょに心肺蘇生法講習会
講師や指導者として招聘
親子でいっしょに心肺蘇生法講習会

夏季の水泳学習・海での水遊び等に備え、教職員と保護者だけでなく、「自分の命は自分で守る」という意識を高めるために、全校児童も参加して、親子心肺蘇生法講習会を行いました。

長門市中央消防署の署員から心肺蘇生法の手順について教わり、実際に全員が体験させていただきました。初めて体験する児童は、他者が行う様子を真剣に見ていましたが、手順も多くすぐには覚えられません。そんなときも消防署の方が適切に助言してくださることで、全員が正しい心肺蘇生法を経験することができました。

教職員や保護者の大人たちは、子どもたちの命を守るため、毎年継続して講習を受ける必要性を改めて感じることができました。今回子どもたちも講習会に参加させてもらったことで、心肺蘇生法の大切さと難しさを知り、自分の命をなくさないためにも水泳学習や海での水遊びの際の行動の仕方について考えるよいきっかけになりました。

 
23 阿武町立 阿武小学校 阿武町立みどり保育園
ほいくえんのみんなに よろこんでもらおう
その他
ほいくえんのみんなに よろこんでもらおう

12月1日、1年生が「阿武町立みどり保育園」を訪問し、園児との交流会を行いました。

園児の歌で歓迎された後、始めに、小学校の学習発表会で行った「できるようになったよ発表会」を披露しました。

次に、生活科「たのしもうあき」の学習で作った「秋のおもちゃ」どんぐりゴマやけん玉で一緒に遊びました。園児に遊び方を丁寧に説明したり、遊んであげたりするお兄さんお姉さんらしい様子が見られました。

その後、合奏「きらきら星」と斉唱「もみじ」「小学校校歌」を披露しました。息の合った合奏やきれいな歌声に園児たちも喜んでいました。

最後に、園長先生から温かいお褒めの言葉と力強い励ましの言葉をいただきました。ほとんどの児童がみどり保育園出身であることもあり、食い入るようにお話を聞き、充実した体験であることがうかがえる笑顔になっていました。

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中学校
 
1 萩市立 萩東中学校 岩崎酒造株式会社
校内ハローワーク(職業講話)
講師や指導者として招聘
校内ハローワーク(職業講話)

萩東中学校では、吉田松陰先生の説かれた「志を立てて、もって万事の源となす」から、生徒一人ひとりの志を抱くことを大切にし、自分にふさわしい生き方を実現しようとする意欲や態度を育てるキャリア教育をめざしています。職業講話は中学校1年生を対象とし、講師の方々の職業観や各職業の魅力を知ることで、仕事のやりがいや大変さ、また将来への見通しや生き方を身近に感じる機会とし、生徒の職業観を深めることを目的に実施されます。

職業講話では、お酒の造り方や仕事上での心構えなどについて、動画を交えながら丁寧にお話いただきました。また、萩のお米を使用したお酒造りに取り組まれているお話から、自分らしさを発揮することの大切さを生徒たちは学びました。

第1学年後半では、「中学生と高校生の熟議」や「職業調べ」などを実施し、それらの活動を通じて、生徒たちの社会的・職業的自立に繋げていきました。

 
2 萩市立 萩西中学校 萩市役所、明屋書店萩店、グリーンスポーツ萩店、住の江保育園、日の丸保育園、山田保育園、萩テレビ、ささむら薬局、ポヤシロ、アトラス萩店、ゆめマート東萩、山口県立美術館
職場見学・就業体験
職場見学・就業体験
職場見学・就業体験

総合的な学習の時間で、「職場体験学習」として8月に職場体験を行っています。本年度は50事業所の受け入れ協力を得ることができ、生徒はほぼ自分の希望する職種での体験ができました。その中で、やまぐち教育応援団に登録されている事業所は12ケ所あり、特に積極的に受け入れと指導をいただきました。

スーパーマーケットでは、徹底した品質管理の現場を目の当たりにしたことで、より責任をもって仕事を行うことや先を見通して自分で考え行動することの大切さを学んだようです。 

また、接客や介護、保育の体験を通して、改めて笑顔で接すること、適切なコミュニケーション、安全の確保など様々なことを学びました。働くことの大変さややりがいを感じ、勤労に対する理解を深めました。

 
3 萩市立 田万川中学校 道の駅 ゆとりパークたまがわ
職場体験学習
職場見学・就業体験
職場体験学習

例年、2年生を対象に田万川地域内の事業所において2日間の職場体験学習を実施しています。コロナ禍の影響で、5月から9月へ変更となりましたが、一事業所一人を原則として、13人の生徒が15カ所の事業所で職場体験学習を行いました。本事例は、道の駅ゆとりパークたまがわにおいて、食品販売のバックヤードでの体験活動事例です。商品棚の品物を整理整頓したり、農産物のみかんや大根、キュウリを袋詰めしたり、水産物の魚をトレーにきれいに並べたりしました。実習に際しては、温かく丁寧な御指導をいただき、生徒にとって貴重な実習体験となったようで、目的を十分達成することができました。

生徒の感想

私は商品を陳列する仕事をしていて、自分が置いた商品が売れてなくなっているのを見ると、うれしくなりました。働いている人たちの思いや気持ちが同じだと仕事がうまく進むことや、一人ひとりが自分の役割に責任をもつことが大切だということに気付くことができました。仕事は楽しいこともあるけど、大変なこともあるということや、責任感をもつことが大切だということがよくわかりました。

 
4 萩市立 むつみ中学校 道の駅うり坊の郷 katamata
職場体験学習
職場見学・就業体験
職場体験学習

本校では、勤労体験を通して働くことの大切さを実感するとともに将来の生き方(進路)を考える機会として、総合的な学習の時間を使って、2年生は一人ひとりが希望の地元の事業所に出向いて2日間の職場体験学習をすることとしています。

本事例は、「やまぐち教育応援団」に登録されている「道の駅うり坊の郷 kata-mata」で、生徒が接客の仕事を体験したものです。その生徒が、レジの補助、商品の袋詰め・陳列、飾りや絵での雰囲気作り等の作業を体験して、次のような感想を残しています。―普段よく行っているから少しでもやることがわかると思っていたが、教えてもらわないと何をすればいいかわからなかった。ずっと立ちっぱなしで疲れるからいつも働いている方はすごいと思った。

今回の体験学習を通して生徒は、「改めて働くことの厳しさを知るとともに、お客様の優しい声かけがうれしかった」と振り返りました。また今後に生かしたいこととして「いつもみんなに明るく接すること」と述べており、本人なりに体験からつかんだことを生活の中で生かそうとしています。

 
5 萩市立 須佐中学校 有限会社 須佐自動車整備工場
須佐地域に根ざした職場体験
職場見学・就業体験
須佐地域に根ざした職場体験

2年生は、感染症対策をとりながら総合的な学習の時間で職場体験学習を行いました。

須佐自動車整備工場では、自動車エンジンのしくみ、エンジンオイルの用途と交換方法、車輪中央部のシリンダの構造と微妙なねじの締め具合の体験、車検をするときの検査項目、整備士等になったきっかけなどについてわかりやすく丁寧に説明していただきました。また、オイル交換やタイヤ交換などの実習をさせていただいたり、仕事を行う上で必要となる資格や技術力や対応力の必要性についても学習させていただいたりしました。

学習後は生徒一人ひとりが職場体験学習新聞を作成するなど、生徒にとって、来年度の進路選択や将来の職業選択に向けて、とても有意義な学習となりました。

 
6 萩市立 旭中学校 明木老人クラブ 明寿会
「ふれあいフェスタ」:しめ縄づくり
講師や指導者として招聘
「ふれあいフェスタ」:しめ縄づくり

12月23日に明木小学校合同「ふれあいフェスタ」で、明寿会の方を講師にお迎えし、1年生8名がしめ縄づくりを行いました。

最初に、なかよし班(小中合同縦割り班)で、小学生と一緒にわらを綯う方法や飾りの付け方を指導していただき、中学生として小学生のお手伝いをしました。

その後は、中学生だけで集まり、自宅用の他に学校や地域の関係各所に飾るしめ縄を作りました。中学生は小学校での経験があるので、最初に注意事項等を指導していただいた後は、スムーズに作業を行うことができました。

この活動を通して、地域の方の温かさにふれるとともに、地域に貢献できる喜びを感じることができました。

 
7 萩市立 三見中学校 山口県漁業協同組合 三見支店
職業講話
講師や指導者として招聘
職業講話

7月に小学部5、6年生と中学生対象に職業講話を行いました。今年度は講師に、萩ガラス工房の藤田様と、三見漁港の岡ア様をお招きしました。講話では事前の児童生徒からの質問も交えながら、仕事のやりがいや、大変さなどをお話になりました。児童生徒たちは、身近に働く方のお話を聞き、職業や勤労への関心を高めることができました。また、ふるさとのよさをとらえ直す良い機会となりました。

 
8 萩市立 大島中学校 山口県漁業協同組合 大島支店
漁業体験学習
職場見学・就業体験
漁業体験学習

大島の子どもたちが大島の主産業である漁業を身近なものとして体験するというこの活動。今年度で17回を迎えました。

今回も昨年同様コロナ禍の中、海の幸を味わう活動はできませんでしたが、できるだけソーシャルディスタンスを保ちながら、漁業に携わる活動のみを行いました。

漁協組合員の方々の協力のもと、実際に漁船に乗り仕掛けてあった定置網を引き上げました。その作業を体験することで、組合員の方々の苦労と魚を収獲することの喜びを味わうことができました。その後、魚を仕分けし、魚の種類に関する説明を受け、知識を深めました。

今回の活動を通して、子どもたちは地域の方々と積極的に関わり、粘り強く活動することができました。そして大島の漁業をより身近なものに感じ、またふるさとに誇りをもつことができました。

 
9 萩市立 福栄中学校 阿武萩森林組合
6次産業体験学習(林業プロジェクト)
講師や指導者として招聘
6次産業体験学習(林業プロジェクト)

本校では、総合的な学習の時間を中心に、地域の資源を活用した6次産業体験学習を実施しています。現在は中学1、2年生が、福栄地域の基幹産業の一つである林業を題材に、木材を使用した製品開発に向けた学習を進めています。

木材や林業についての理解を深めるため、地域の事業所「阿武萩森林組合」の製材所を訪問し、地域で伐採された樹木の加工工程や、実際の活用例について教わりました。木材として加工されるだけでなく、その過程で発生する木屑も近隣の養豚場で活用されていること等を知り、驚く生徒もいました。

地域の事業所と連携した活動を実施したことで、林業への理解や興味・関心を高めるとともに、地域の現状や課題について意識するきっかけにもなりました。このことは、6次産業体験学習に臨む学習意欲の向上という面でも、大変効果的であったと思います。

 
10 長門市立 仙崎中学校 山口県立劇場「ルネッサながと」
職場見学学習〜舞台裏「ルネッサながと」〜
職場見学・就業体験
職場見学学習〜舞台裏「ルネッサながと」〜

令和3年12月3日、地域の職場を見学することを通して、働くことの意義や尊さを知り、望ましい職業観を育むことをねらいとして、長門市内各事業所で「職場見学」を実施しました。

「ルネッサながと」は、昇降式本花道や廻り舞台を備えた山口県立劇場で、伝統的な芝居小屋をイメージした山口県が誇る劇場です。ここを訪問した生徒は、公演やコンサート等では見ることができない音響装置や地下の舞台装置を見学させていただき、裏方で働く地域の方々の姿や舞台づくりのしくみを目の当たりにしました。

【見学生徒の感想より】

○「ルネッサながと」は、舞台の裏側で活躍している仕事だというのがわかりました。普段は行くことのできない場所を見学できて、いろいろと教えていただき、とても嬉しかったです。

○私は今まで、「ルネッサながと」に何度も行ったことはありましたが、舞台の裏側を見たのは初めてでした。難しそうな機械を難なく使っておられ、「すごいなあ」と思いました。また今度、「ルネッサながと」に行く機会があったら、ステージだけでなく照明や音響、舞台裏など、違った視点で観てみようと思います。

 
11 長門市立 深川中学校 長門市中央公民館
公民館とともに地域と学校の活性化をめざして
その他
公民館とともに地域と学校の活性化をめざして

本校では、公民館と連携し、地域と学校の活性化をめざしています。

まず、学習の成果の展示です。ふるさと学習や職場見学について生徒がまとめたレポートや文化祭で展示した生徒作品を公民館で展示していただいています。地域の皆様から好評をいただいています。

次に、地域応援メッセージボードの取組です。この取組は、コミュニティ・スクールである本校の学校運営協議会の中で、みすゞさんの心を育てる取組として企画され、生徒会が中心となり、昨年度、スタートしたものです。従来実施している生活アンケートの質問項目に、「地域の方々に感謝を伝えたいこと」「地域の方々の素敵なところ」を加えたところ、多くのメッセージが寄せられ、生徒と地域の温かいつながりが感じられました。今年度は、その返事として地域の方々からも多くのメッセージをいただきました。

そして、公民館の「わくわく土曜塾」と連携した体験活動の実施です。本校では、例年、校舎裏にある畑でサツマイモの栽培を行っています。PTAとPTAのOB、地域の方々で組織された深川中お助け隊(通称FOT)に加え、近年は公民館のわくわく土曜塾、地域住民のサロン会と共同で開催しており、毎年恒例の行事として定着してきました。収穫したサツマイモとともにたくさんの笑顔が見られました。

コロナ禍で地域とのつながりが減っている今、このような取組が地域と生徒、地域と学校をつなげる架け橋となることを期待しています。

 
12 長門市立 三隅中学校 三隅公民館
職業講話 三隅中家庭教育学級with三隅公民館 「ふれあい講座」
講師や指導者として招聘
三隅中家庭教育学級with三隅公民館 「ふれあい講座」

総合的な学習の時間で、全校生徒が「ふるさと学習」として体験学習を行っています。本年度は全校生徒にアンケートを行い、興味のある講座を12に絞り込み、三隅公民館が指導者をコーディネートして屋台村方式で12月に開催しました。

「イラスト」「ドローン操縦」「ネイルアート」「ハーバリウム」「フラワーアレンジメント」「写真撮影」「釣り」「動画作成」「動物」「木工」「歴史探訪」の各講座に分かれて生徒は夢中になって学びました。

地域・教師・生徒の三者で深める熟議をさらに展開し、「三隅の中で、三隅を愛し、三隅から愛される生徒の育成」をめざし、各機関と連携を密にしてこれからも充実した体験学習を行っていきます。

 
13 長門市立 菱海中学校 長門市西消防署
第2学年職業体験学習
講師や指導者として招聘
第2学年職業体験学習

総合的な学習の時間の一環で、職業体験学習を行いました。

様々な職業の方を講師にお呼びして、コロナ禍の中、職業についての紹介を、できる範囲で実施していただきました。写真は、その一部で学校の近くの消防署を訪問させていただき、消防士の職業について学ばせていただいた様子です。火災が発生した時にどのような手順で消火活動にあたるのか、丁寧に説明していただきました。

その他の職業についても、生徒は、自分の関心のある職業の方に質問をしたり体験させていただいたりして、職業に関する理解を深めることができました。

 
14 阿武町立 阿武中学校 阿武町立みどり保育園、サンマート奈古店、山口県漁業協同組合宇田郷支店
職場体験学習
職場見学・就業体験
職場体験学習

2年生の総合的な学習の時間で、職場体験学習を実施しました。コロナ禍を考慮して、町内(校区内)の13の事業所で実施しました。その中に、やまぐち教育応援団に登録している上記の3事業所も含まれています。

9月下旬に2日間の日程で実施し、各事業所で体験活動を行いました。

みどり保育園では、3名の生徒が、各クラスに分かれて園児とふれあう活動を行いました。サンマートでは、2名の生徒が、商品の陳列を中心に活動しました。漁業協同組合では、1名の生徒が、所属の船に乗り込み、実際の漁を体験しました。

これらの活動を通して、生徒の職業観を高めることができました。

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高等学校
 
1 大津緑洋高等学校 大津校舎 油谷湾温泉ホテル楊貴館 取締役 岡藤 明史 氏
キャリアアップ講演会(職業人講話)
講師や指導者として招聘
キャリアアップ講演会(職業人講話)

職業人講話の講師として、やまぐち教育応援団登録事業所である、油谷湾温泉ホテル楊貴館の取締役岡藤明史様にお越しいただきました。

大津校舎では今年度、進路講演会を「キャリアアップ講演会」と名付け、年間6回実施しました。

1回目は本校卒業生、2〜4回目は大学教員、5、6回目は企業や事業所等で働く職業人を講師として実施し、今回はその第5回目として、1、2年生167名を対象に実施しました。

「コロナ時代を生き抜く若旦那の挑戦」と題して、学生時代や一般企業に勤めていた頃の体験や、長門に戻ってきてから地域、観光業界を盛り上げるために実践されてきたことを、写真や動画を使って大変分かりやすく話していただきました。

また、コロナ禍で様々な制限をしなければならない状況にあっても、「今こそできることを考える」という発想で、様々なことにチャレンジしていくことの大切さを話されました。講演の最後には、「自分の価値観、可能性と向き合う」「挑戦することを体に覚えさせる」「人との出会いを大切にする」というメッセージを伝えてくださいました。

講演後の質疑応答では、生徒たちから「将来のビジョンはあっても、そのプロセスが分からないのですが、どうしたらよいでしょうか」などの質問が出され、一つひとつに丁寧に答えてくださいました。

生徒たちは大きな刺激を受け、今後の進路選択において視野を広げる有意義な機会となりました。

 
2 大津緑洋高等学校 日置校舎 深川養鶏農業協同組合
就業体験(インターンシップ)
職場見学・就業体験
就業体験(インターンシップ)

本校舎では、キャリア教育の一環として、「総合的な探究の時間」を活用し、2学年全員を対象に5日間、就業体験(インターンシップ)を実施しています。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で実施が懸念されていましたが、感染症対策をしっかりと行うことで就業体験を受け入れて頂けることになりました。

本事例は、「やまぐち教育応援団」に登録されている「深川養鶏農業協同組合」で生徒が事務仕事を体験したものです。生徒は、実際に事務の現場を肌で感じるとともに、コミュニケーション能力や敬語の使い方や礼儀、ビジネスマナーを学ぶことができました。今回の就業体験を通して、自分の進路を再確認するとともに、今後の学校生活での学びに活かし、目標である事務関係への就職に向けて頑張っていくものと確信しています。

以下、生徒の報告書より一部抜粋

今回のインターンシップを通じ、確認することの大切さを学びました。現金を扱う作業をする際には他の人に再度確認をしてもらい、正確に処理していくことでスムーズに仕事がまわっているのだと感じました。労力を要しますが、結果的に正確に仕事を行うことができ、お客様に安心・安全なサービスが提供されているのだと学びました。

 
3 萩高等学校 奈古分校 阿武町中央公民館
先生は高校生! 奈古寿齢大学「フラワーアレンジメント講座」
その他
先生は高校生! 奈古寿齢大学「フラワーアレンジメント講座」

阿武町中央公民館で行われている奈古寿齢大学10月講座の講師を3年生7名が引き受け、フラワーアレンジメント講座を奈古分校で開催しました。

今回の講座で講師を担った7名は、農業科目「生物活用」を履修しています。「生物活用」は農業に福祉的視点を取り入れた科目です。講座開設に向け、地域の生花店より講師をお招きして、フラワーアレンジメントの基礎・基本を学びました。また、受講者となる高齢者への必要な配慮や、楽しみながら交流を図るためには、どのように進めていけばよいかを生徒間で検討し、企画立案、準備を進めてきました。

当日は、17名の方が奈古分校に来校されました。生徒はフラワーアレンジメントの制作方法を丁寧に伝え、1時間後には無事完成しました。

生徒は、これまで小学生との交流活動を企画・運営したことはありましたが、自分達より年上の方との活動は初めての経験で「うまくできるだろうか」と不安な様子でしたが、フラワーアレンジメント制作を通して会話を重ね、お互い笑顔で時間を過ごすことができました。

実施後のアンケートでは、高齢者の皆様から「高校生との交流が楽しかった。このような機会をまた作って欲しい」といった感想を多数いただきました。生徒も、参加してくださった皆さんが嬉しそうに取り組んでくださったことを感じ、全員が「また、やりたい」と前向きな回答でした。

今回の講座を通して、これまでの学習成果を生かすとともに、自分達で考え、企画し、運営することへのやりがいと達成感を感じることのできる大変貴重な機会となりました。

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