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防府地域(防府市・山口市)

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小学校
 
1 山口市立 宮野小学校 株式会社 豆子郎
社会科:はたらく人とわたしたちのくらし 工場ではたらく人
職場見学・就業体験
社会科:はたらく人とわたしたちのくらし 工場ではたらく人

社会科の学習で、3年生児童94名が工場で働く方々の様子や工夫を調べるために、豆子郎工場を訪問させていただきました。工場の中に入らせていただき実際に真空パックをする機械だけでなく、人の目で確認され、一つずつ丁寧に包装されているところを見せていただくことで、工場の仕事が分業され工夫されていることを、実感をもって確かめることができました。

豆子郎は、山口に古くから伝わる「ういろう」から、味や食感などの工夫を重ねて作られた物だというお話を聴いたり、VTRを視聴させていただいたりして、自分たちの住む山口の特産品である「ういろう」について興味を深めました。

さらに、学校に帰ってから、自分たちでも作ってみたいとの思いを持ち、総合的な学習では、「ういろう」の歴史や作り方について調べました。そして、グループに分かれて実際にういろうを作ることで、ういろうのおいしさや長く伝わってきた理由を考え合うことができました。

 
2 山口市立 良城小学校  ローソン吉敷佐畑店
生活科:よしき町たんけん
職場見学・就業体験
生活科:よしき町たんけん

生活科の学習で、2年生がグループに分かれ、自分たちの住んでいる地域の店や、そこで働く人たちの様子を調べました。そのうちの1店舗として、ローソン吉敷佐畑店を見学し、店長さんや店員さんにインタビューさせていただきました。

ローソン吉敷佐畑店は良城小学校の近隣にあり、日常生活に必要な様々な商品を揃え、地元の方々に寄り添う店として営業されています。今回は、実際に店の中を見学し、人気の商品や陳列商品配置の工夫、在庫の管理状況、接客のマナー等、子どもたちにとっては日頃では気付かない面についても初めて知ることができたようです。

今回の見学を通して、地域には、自分たちのことを気にかけながら店を経営している方がいらっしゃること、日々工夫しながら働いていらっしゃること等をしっかり理解することができました。

 
3 山口市立 名田島小学校  有限会社 名田島農産
社会科及び総合的な学習の時間:米作り体験活動
職場見学・就業体験
社会科及び総合的な学習の時間:米作り体験活動

名田島地域は学校の周辺に広々とした田が広がっています。名田島の子どもたちはその田の間を毎日登校しています。しかし今こうして米作りが盛んになっているのも先人たちの苦労があってこそです。

そこで、名田島農産及び名田島老人クラブの皆さんの協力を得て、毎年5年生が5月の苗作りから6月の田植え、11月の稲刈り、はぜかけ、脱穀、さらには12月の餅つきまで行っています。

ぬかるんだ田に入っての一本一本の田植え、鎌を使っての稲刈り、今は珍しくなったはぜかけ、脱穀は昔懐かしい千歯こきや唐箕などを使います。最後の餅つきは10臼もつき、あんこやヨモギ、ゴマ入りさらにはかき餅もつくりました。ついたお餅はお世話になった名田島農産や老人クラブの皆さんに振る舞いました。

子どもたちが米作りを行うのは、名田島農産にとっては農繁期でもあり、大変だとは思いますが、毎年快く支援や協力をしてくださっています。そのおかげで、子どもたちは米作り体験を通して,ふるさとの良さを感じ取っています。地域の方も子どもたちと一緒に作業をすることを喜んでくださっています。

 
4 山口市立 阿知須小学校 特別養護老人ホーム 白松苑
総合的な学習の時間:「みんなの笑顔のために」
職場見学・就業体験
総合的な学習の時間:「みんなの笑顔のために」

総合的な学習の時間で、白松苑を見学しました。その際に、お年寄りの生活の様子や職員の方々の願いなどの話を聞きました。「お年寄りのみなさんに笑顔になってもらいたい。」という思いをもち、再び訪問させていただくことにしました。

事前に、お年寄りと交流するための計画を立て、準備や練習をして訪問しました。劇、歌、昔遊び、ゲーム、紙芝居などグループごとに準備していきましたが、最初は緊張して何を話したらよいのか、どう声をかけたらよいのか困ってしまいました。しかし、職員の方の支援、声かけもあり、次第に自分たちからお年寄りに声をかけ、いっしょに折り紙をしたり、お手玉、すごろく、とんとんずもうをしたりして楽しく交流することができました。

今回の訪問を通して、子どもたちは、お年寄りはできないことも多くなってきているが、自分たちが一緒に過ごすことで、笑顔になって楽しみ、活動できることを学びました。そして、白松苑の職員の方々がお年寄りを見守り、支えておられることも知ることができました。

 
5 防府市立 勝間小学校 マツダ株式会社 防府工場
5年 社会:自動車をつくる工業
職場見学・就業体験
5年 社会:自動車をつくる工業

社会科の「自動車をつくる工業」の学習で、5年生がマツダ防府工場の見学をしました。

製造工程を目の当たりにすることで、自動車が製造される流れを十分理解することができました。児童は自動車の製造において、「安全・安心」をモットーに様々な工夫がなされていることに気付いていました。また、マツダ自動車製造工場での独自の取組として、複数の車種を同一ラインで製造しており、それらが納車の順番に計画順序生産をしていることがわかりました。この取組の成果として、工場の年間CO2排出量が大きく削減されている(2002:45,500t→2011:38,900t)ことを知ると、児童は環境問題の解決に対しても積極的なアプローチを試みている企業の努力に感銘を受けていました。

今回の見学をとおして、児童は日本の自動車工業についての知識を深めるだけでなく、「しあわせな未来の実現に目指したものづくり」を念頭に「安全・安心・環境」の三本柱を掲げて日々努力を重ねている企業の姿勢にも関心をもつことができました。地域にこのような工場があることに誇りをもっている様子も見られ、有意義な学習となりました。

 
6 防府市立 松崎小学校 防府市立防府図書館  アルク防府店
総合的な学習の時間:夢に向かって取り組もう
職場見学・就業体験
総合的な学習の時間:夢に向かって取り組もう

総合的な学習の時間で、自分の将来の夢について思いを膨らませるために、いくつかのグループにわかれて、職場体験を行いました。

防府市立防府図書館では、実際に本の貸し出しカウンターに立って貸し出しをしたり、本の整理整頓や館内の清掃を行ったりしました。パン屋では、パン作りに挑戦させていただき、1つのパンを作るのに多くの工程があることを知ることができました。アルク防府店等のスーパーでは、商品を棚に並べたり、元気よくお客様に挨拶をしたりする経験ができました。

このような経験から、子どもたちは仕事にたくさんの工夫があることを知り、それぞれの仕事への興味を深めていました。また、たくさんの苦労を経験することで、家族の方が大変な思いをして働いてくれていることも実感し、家族への感謝の気持ちをもつこともできました。同時に、働くことでたくさんの笑顔が生まれることも体験でき、働く喜びについても実感できたように思います。いずれの事業所でも、貴重な体験をさせていただき、子どもたちは自分の将来についてしっかりと考えることができたように思います。

 
7 山口市立 仁保小学校 学校法人 YIC学院
理科:プログラミング活動
講師や指導者として招聘
理科:プログラミング活動

理科の学習で、6年生がYIC学院の先生にタブレットを使ってロボットの動きをプログラミングすることを教えていただきました。

始めは、ロボットNAOに話をさせる方法を習いました。自分たちが文字を打った通りにしゃべるのを楽しんでいました。次に動きをプログラミングしました。前進・後退させるのにその距離を入力したり、動きを繰り返させたりしました。最後に、グループごとにストーリーを考えていくつかの言葉や動作を組み合わせ、人間の問いかけに反応して、しゃべったり動かしたりさせました。子どもたちはプログラミング通りにロボットが動くことに感動していました。

先生のお話からAIの発達により人間の動きはロボットでも代わりにすることはできるけれども、ロボットに何をさせたらいいのかを考えるのが人間の大切な役割であることが分かりました。

 
8 山口市立 八坂小学校  社会福祉法人 佐波福祉会 とくぢ苑
総合的な学習の時間:「やさしいまち八坂」
講師や指導者として招聘
総合的な学習の時間:「やさしいまち八坂」

総合的な学習「やさしいまち八坂」で、車椅子体験活動や高齢者疑似体験活動に取り組みました。

とくぢ苑の方に指導者として来ていただきました。体験活動を通して、車椅子を利用している側と介助側の両方に立って考えることの大切さを学びました。乗る側としては進む速さや重心の移動に不安を感じること、介助側としてはちょっとした障害物や段差に対し危険のないように動かさないといけないことなど多くのことが分かりました。また高齢者疑似体験活動では、視界の広さや体を動かすことにおいて、どのくらい不自由さがあるのか、実際に道具をつけてみて、その困難さを体験することができました。

「相手の立場に立って考えること」がどういうことなのか、やってみて初めて分かることも多く、その中でもコミュニケーションをしっかりとり、信頼関係を築きながら支え合う社会を目指さなければならないことを強く感じ取ることができました。

 
9 防府市立 中関小学校 中関幼稚園 島田教明 理事長
「地域の人々に学んで将来を考えよう」
講師や指導者として招聘
「地域の人々に学んで将来を考えよう」
■「キャリア教育」の実践

2018年11月6日(火)、6年の総合的な学習の時間「地域の人々に学んで将来を考えよう」という学習で、地域人材を招聘し授業を行いました。授業では、中関幼稚園理事長から「仕事の実際や働く上で大切にしていること」をテーマに講話をいただきました。授業の後、子どもたちからは、「将来の夢を具体化するために今何をすべきかを考える良い機会になった」「実際の体験に基づいた『失敗は成功の元』という話を聴く中で、人生について考える良い機会になった」等の感想が出され、充実した授業実践となりました。

 
10 防府市立 大道小学校 徳山工業高等専門学校 土木建築工学科
理科:防災について考えよう
講師や指導者として招聘
理科:防災について考えよう

徳山高専土木建築科の目山直樹准教授を招聘して防災授業を行いました。今回は、5年生の学級PTA活動のひとつとして授業を行ったので、児童だけでなく、たくさんの保護者も一緒に授業に参加されました。 

防府市のハザードマップを使用し、自宅から学校までの避難経路を確かめる活動をし、土砂災害から身を守る方法についてお話を聞いたりしました。「災害が起こった際にいつもの道が通れなかったら?」「どこが危ないか事前に調べておく必要があるね。」「危険な箇所があったら?」「家族で避難場所を話し合って決めておく必要があるね。」とグループで話し合い、想像力を働かせながら一生懸命考える子供達の姿が見られました。目山先生のお話を聞いて、帰宅後、家族と話し合い、「どこに、どの道で避難し、家族とどうやって連絡を取るか」を決め、結果を知らせてくれた児童もありました。参加した保護者からは「山口県は災害の少ない所と思っていたけれど、土砂災害の危険箇所が全国で3位とすごく多いことに驚くと同時に危機感を持った。」「ハザードマップを見ながら、家族で避難場所や危険な場所など具体的に確認するよい機会になった。」という感想を頂き、PTA活動として有意義な活動になりました。

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中学校
 
1 山口市立 宮野中学校 株式会社三宅商事
総合的な学習の時間:職場体験学習
職場見学・就業体験
総合的な学習の時間:職場体験学習

本校では、キャリア教育の一環として、2年生が職場体験学習を行っています。

職場体験学習では、「働くことの意味について探究活動を行う」ことや「一般社会のマナーを学び、実践していきながらコミュニケーションスキルを身につける」ことなどを目的としており、今年度は5月8日から10日までの3日間、2年生102名が山口市内の事業所に分かれ、実施しました。

株式会社三宅商事は、山口市内にあるビルメンテナンスや清掃業務を行う会社で、官公庁や事業所などの設備管理や保全、清掃などを請け負っておられます。また、「お掃除教室」を開催するなど、学校教育への支援活動にも力を入れておられます。今回の職場体験学習では2日間、3名の生徒を引き受けていただきました。生徒の安全面に配慮しながら体験プログラムを実施する中で掃除のプロとしての心構えや技術を教わりました。

生徒は、実際の業務を経験する中で、安全に対する意識やお客様に満足していただくために最良の仕事を行う姿勢、そしてお客様から感謝される喜びなどを肌で感じたようです。また、指導をいただいた従業員の方とのかかわりから気配りやコミュニケーションの大切さに気づいたり、自分が行った仕事の結果が現れる様子からやりがいを感じたりするなど、多くのことを学んだ2日間になりました。

 
2 山口市立 湯田中学校 山口市中央消防署
総合的な学習の時間:職場体験学習(消防士)
職場見学・就業体験
総合的な学習の時間:職場体験学習(消防士)

本校では、第2学年において約40の事業所の協力を得て、職場体験学習を実施しました。そのうち消防士の職業に関心の高い3名が、山口市中央消防署で体験学習をさせていただきました。

座学では、消防士の業務内容の説明や、消防士としての心構えなどを聞かせていただき、生徒からの質問事項にも分かりやすく回答していただきました。実習では、心肺蘇生、ロープ結索、放水訓練、梯子車乗車体験等、普段することのできない貴重な体験をさせていただきました。また、実際に耐火用の服装も身につけさせてもらうなど消防士という職業を肌で感じることができるような研修内容でした。

体験した生徒は、今回の体験学習を通して、「困っている人を助ける」ことのできる消防士という職業への魅力を改めて感じるとともに、その仕事に携わる責任の重さも実感するなど、将来の進路選択の参考となる貴重な学習ができ、所期の目的を十分に達成しました。

 
3 防府市立 野島小中学校 村田株式会社(ガス機器・設備全般の取り扱い)
「学校と会社が共にWin・Winとなる職場体験学習」
〜中学校の全学年合同で取り組む職場体験学習〜
職場見学・就業体験
「学校と会社が共にWin・Winとなる職場体験学習」〜中学校の全学年合同で取り組む職場体験学習〜

本年度野島小中学校では、中学2年と3年生が合同で職場体験学習に取り組みました。8月の最終週に、2・3年生とも4日間の日程を設定し、体験場所である村田株式会社様の全面的な協力により実現しました。

体験学習の内容は、接遇の要領、電話の応対、ミーティング、事業の企画立案、機器・設備の整備・点検・管理作業、振り返り、評価、プレゼン等多岐にわたり、学校では学ぶことのできない貴重な体験となりました。村田真美社長の「生徒と会社がWin・Winの関係になるように」の方針のもと、社員の皆さんから、将来的な人材の育成の観点も踏まえて、生徒一人ひとりに親切で丁寧な御指導をいただきました。学習の最終日には、全社員の皆さんの前で、学習体験活動の振り返りの発表会を企画していただき、生徒のプレゼン能力の向上につながりました。後日、生徒一人ひとりへの観点別所見表と社員の皆さんからの温かい感想文を送付していただいたことで、学習の定着につながる素晴らしい資料となりました。生徒は社員の皆さんへ感謝するとともに、将来の進路に対する動機付けになったようでした。

所見

 
4 防府市立 小野中学校 ふるさと牧場
総合的な学習の時間:地域学習
職場見学・就業体験
総合的な学習の時間:地域学習

1年生の総合的な学習の時間で、地域学習として地元の施設を訪問し調査しました。そのうち1つのグループがふるさと牧場を訪問しました。初めて訪問した生徒たちは自然が豊かな素晴らしい環境に感動していました。また、牛の餌やりや放牧の飼育方法を学ぶことができました。

棚田が広がる景色を間近に見ながら、草の種類や昔からの生活の知恵も学ぶことができ、実際に訪ねて体験しなければわからないことが多くありました。体験をとおして、命の尊さ、自然を生かしながら生きものとともに生きていくことのやりがいや大変さを学ぶことができたようです。

今回の訪問を通して、生徒は住んでいる地域でも知らないことが多くあり、小野地区は魅力の多い地域であることを再認識しました。

 
5 山口市立 小郡中学校 綜合病院山口赤十字病院  山口南警察署  山口市南消防署
総合的な学習の時間:職業講話「働く地域の人の生き方に学ぶ」
講師や指導者として招聘
総合的な学習の時間:職業講話「働く地域の人の生き方に学ぶ」

本校では、第1学年の3学期の総合的な学習の時間に、キャリア教育の一環として、地域で働いておられる方を講師としてお招きし、お話を聴く機会を設けています。

生徒は希望調査をもとに、決められた2人の講師の方の講話を各グループに分かれて聴いた後、講師に事前に知らせておいた質問に答えていただく質疑応答を行います。後日、講話をもとに一人ひとりが新聞を作成し、廊下での展示発表を行いました。

職業講話を聴く当日の運営は、講師の控え室から教室までの案内、会の進行から講師への謝辞まですべて生徒が運営しました。また、事前にグループで質問を話し合い、講話を真剣に聞き、その内容を新聞にまとめることで、勤労についての考えを深めることができました。

 
6 防府市立 佐波中学校 マツダ株式会社 防府工場  防府市消防本部
総合的な学習の時間:職業講話「はたらく人に学ぶ」
講師や指導者として招聘
総合的な学習の時間:職業講話「はたらく人に学ぶ」

1年生の総合的な学習の時間(キャリア教育)の学習として、5名の講師の方に来校していただき、働くことの意義や事業所のようす、その職業に就くために必要な資格や体験談をもとにした講話を、1月に実施しました。2年次の6月に実施する職場体験学習に向けて、職業観や勤労観を学ぶために開催したものです。毎年実施しているもので、今回は美容師・消防士・歯科医・自動車関係従事者・助産師の方々に講師をお願いしました。

やまぐち教育応援団登録事業所としてはマツダ株式会社防府工場・防府市消防本部だけでしたが、それぞれの講師から体験談を踏まえたお話、プレゼンテーションによる視覚的な内容など、生徒にとってわかりやすく、将来の職業選択への動機付けになる講話ばかりでした。この学習が、2年次の職場体験学習での事業所選択にいかされています。

 
7 防府市立 牟礼中学校 瑞祥幼稚園
技術家庭科:幼稚園訪問学習
その他
技術家庭科:幼稚園訪問学習

本校では、技術家庭科の学習の一環として、毎年、2年生が瑞祥幼稚園で幼稚園訪問学習を実施しています。この学習は、生徒が幼児と直接ふれあうことにより、幼児に対する親しみや愛情を育み、将来の保育者としての心構えや態度を養うことを目的として実施しています。

クラスごとに訪問する計画で、3日間に分け、中学校から幼稚園までの移動時間も含め、午前中2時間の日程で訪問学習を行いました。幼児への理解を深めるために、幼稚園生活での教育活動に参加したり、幼児の生活や遊びをともに体験したりすることをとおして、幼児との適切なコミュニケーションの取り方を学びました。

今回の学習を通して、将来、幼児教育に携わりたいという思いを強くした生徒もおり、幼児とのふれあいの中で、幼児に対する親しみを強めることができ、また、将来の保育者としての心構えを養うことができました。

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高等学校
 
1 防府西高等学校 マツダ株式会社 防府工場
インターンシップ:市内企業での職業体験
職場見学・就業体験
インターシップ:市内企業での職業体験

防府西高校では、2年次生全員を対象とし、夏季休業中に原則2日間のインターンシップを実施しています。事前・事後の学習は「総合的な学習の時間」を通じて行います。

過年度に本校生徒のインターンシップの受け入れ実績のある事業所のリストを生徒に示し、その中から自分のインターンシップ先を探してみるよう指導する一方で、各生徒が興味・関心のある職業を念頭に、事業所リストに載っていない事業所について新規開拓することも可能であることを伝えます。 その時、大いに助けとなったのが、「やまぐち教育応援団」です。生徒みずから、こちらのサイトにアクセスし、希望に合う事業所を検索することで、主体的にインターンシップに取り組む姿勢も培われていきます。

実習先は異なれども、実習を通じて、本校生徒達は、明るく大きな声での挨拶や、人の話を聞く際にはメモを取りながら聞くこと、笑顔での接客、自分から積極的に周囲とコミュニケーションを取りながら仕事を進めること、といった社会人としての基礎を学ばせていただいています。

 
2 防府商工高等学校 株式会社 丸久
インターンシップ〜地域への理解を深め、働くことの意味や意義を考える〜
職場見学・就業体験
インターンシップ〜地域への理解を深め、働くことの意味や意義を考える〜

本校では、毎年11月に1年商業科・情報処理科の生徒を対象としたインターンシップを実施しています。「行政業務」「流通・小売業務」「土木建築業務」「清掃業務」の四つのプログラムを用意し、2日間を通じて全プログラムを体験します。「流通・小売業務」体験では、滑ロ久人事能力開発部の皆様から御支援をいただいています。

はじめに、講師の方から滑ロ久の経営理念や小売業の意義及び役割等について講義を受け、商業科目「ビジネス基礎」を通じて学習した流通や企業活動に関する知識をさらに深めることができました。引き続き、円滑な人間関係を築く上で重要な「コミュニケーション能力」や「対話力」を身につける演習を体験しました。

生徒からは、「インターンシップを体験し、働くとはどういうことなのかを実感することができました。」「自分の未熟さを知りました。この体験は必ず自分の将来のためになると思います。」といった感想がありました。

この度の体験は、生徒達に地域への理解を深めさせるとともに、進路選択に主体的に取り組む能力と態度を育む貴重な機会となりました。

御協力いただいた関係者の皆様ありがとうございました。

 
3 山口高等学校  宇部興産株式会社  株式会社ジオパワーシステム  長州産業株式会社
山口高校PピッTタニAア
職場見学・就業体験
山口高校PピッTタニAア

山口高校PTAでは、県内各企業への親子見学ツアーの主催をはじめ、生徒が希望する会社へのインターンシップの実施、学校の文化祭における保護者が経営する企業の最新、あるいは伝統の技術を体験するブースの設置など、学校のキャリア教育の支援に力を入れています。

特に「やまぐち教育応援団登録事務所」を活用した県内各企業への親子見学ツアーは人気が高く、2年連続の訪問となる宇部興産株式会社や株式会社ジオパワーシステムに加え、今年度は長州産業株式会社も訪問地として組み入れたツアーを実施しました。

宇部興産伊佐工場の採掘現場の規模に度肝を抜かれ、専用道路を通行しながら聞いた説明では、地域に寄り添い地域とともに発展してきた企業理念に感動しました。また、本社の見学では、いかに宇部興産株式会社の製品が私たちの生活にとって身近で、なくてはならないものばかりであるかを知ることができました。

株式会社ジオパワーシステムにおける、秋芳洞にヒントを得た地熱利用住宅の発想は、まさに世界に通用するエコ技術でありましたし、長州産業株式会社で目の当たりにした古代からほとんどその姿を変えていないというチョウザメの養殖現場も、まさに地域の名水あってこそのアイデアでありました。

このように、地域の産業の協力を活用した山口高校PTAのキャリア教育「山口高校PピッTタニAア」は、本校の生徒たちにとって、山口県の産業への理解と自身の未来への展望に対するたいへん有意義な取組となっており、平成30年度の優良PTA文部科学大臣表彰を授与されています。

 
4 山口高等学校 徳佐分校 徳佐りんご観光協会・徳佐りんご組合
地域産業を活用したインターンシップ
職場見学・就業体験
地域産業を活用したインターンシップ

本校では1年生を対象に、キャリア教育の一環として5月と10月に地域の基幹産業である農業、とりわけ特産品の徳佐りんごの生産・加工・流通活動への就業体験(第6次産業インターンシップ)を実施しています。

徳佐りんご観光協会・徳佐りんご組合を通じて、徳佐地区のりんご農園に生徒を受け入れていただいています。本年度は1年生18名が、6農園で就業体験を行いました。

活動内容は、5月に摘果や袋掛け等の農業体験活動、10月に、徳佐りんご組合の方の講演を視聴したのち、収穫等の農業体験活動や食品加工活動(リンゴジュースやアップルパイ等の食品加工)を行いました。

地元である徳佐地域の産業への理解と地域貢献についての考えを深めること、および高校生に求められる職業観、勤労観の育成を図り自己の進路選択に主体的に取り組む能力と態度を育てることを目的としています。

 
5 西京高等学校 あさひ製菓株式会社
商品開発:地元の食文化を広めるために商品を開発・販売
職場見学・就業体験
商品開発:地元の食文化を広めるために商品を開発・販売

本校では、商業に関する学科の生徒が、PTA、平川コミュニティ推進協議会と協力して、「平川生まれの『ぶち元気がでる!』レシピ」を考案しています。

今年度は、平川地区の食文化を広める目的で考案したレシピを基に、商業に関する学科の生徒とシュクルヴァン山口店が連携・協働して、オリジナル商品「かぼちゃもちバーガー」を企画・開発し、店舗やイベント会場で販売しました。

商品コンセプトの考案や原材料の選定、利益の計算など、授業で身に付けてきた知識・技術を活用しながら、商品の企画・開発を行うことで、生徒達は社会に貢献することの意義や商品を開発することの難しさを実感しました。

 
6 山口農業高等学校 株式会社 花の海
地域企業見学セミナー
職場見学・就業体験
地域企業見学セミナー

平成30年9月27日(木)、食品工学科1年生40名が、地域企業見学セミナーで、山陽小野田市にある「花の海」を見学しました。生産施設の見学を交えながら、大規模施設を利用した農業生産物の安定生産、農業施設を活用した6次産業化に向けた取り組みについて説明していただき、これからの農業経営に必要な考え方を学びました。また、仕事の大変さと同時に担う仕事の重要性ややりがいを感じるなど職業理解につながりました。

 
7 防府高等学校 国立大学法人山口大学
普通科2年生出前講義
講師や指導者として招聘
普通科2年生出前講義

本校では、2年生普通科のキャリア教育の一環として、総合的な学習の時間に年2回出前講義を実施しています。今年度は第1回目を11月5日(月)に実施し、2回目を平成31年1月21日(月)に予定しています。

第1回目では、自然科学・農学、工学、医療・保健、人文科学、社会科学、教育、生活科学の7講座を設け、自分の進路に応じて希望する講座を受講しました。山口大学をはじめ、山口県立大学、神戸大学からも講師をお招きしました。

生徒は最新の研究内容や大学での授業の様子をはじめ、研究成果が社会にどのように貢献しているのかなどを知る講座となりました。将来、進みたい分野や大学、職業観を持つことができました。また、今後、勉強をしていく上で大いにモチベーションを高める機会となりました。

 
8 防府高等学校 佐波分校 学校法人YIC学院
就職支援セミナー
講師や指導者として招聘
就職支援セミナー

3年生の就職・進学指導をしていただける事業所をやまぐち教育応援団で検索し、学校法人YIC学院に講師を派遣していただきました。

生徒は1年生時に職場見学、2年生時に職場体験と、総合的な学習の時間でキャリア教育を段階的に行っており、その際に各企業・事業所からお話いただいています。実施前、生徒は企業が求める人材やマナーなどについて若干の知識を持っており、そのため、面接についても準備をしなくてもある程度はできるものだと考えているようでした。

しかし、講義や面接指導などの場面で、自分の意識が甘いことや、自分が思っている通りにはできないことを痛感し、指導されたことを授業外で繰り返し練習する姿も見られました。

そして、その後の面接練習や指導への意欲や取り組みの態度に変化がみられるようになり、指導内容についてメモをとり、自分の不足を補おうとする姿が見えています。

今回のセミナーは、就職・進学に必要な面接練習を実践的に取り組むことで、自分の課題を発見し、認識の甘さを改善することができるという、進路意識を高める上で大変貴重な機会となりました。

 
9 山口中央高等学校 国立大学法人山口大学
出前講義
講師や指導者として招聘
出前講義

10月19日(金)に本校2年生対象に出前講義を実施しました。生徒は7つの講座から自分の進路に応じて、希望する講座を受講しました。国立大学法人山口大学からは、経済学部、教育学部、工学部、農学部、医学部の5つの学部から5人の講師をお迎えしました。

今回、経済学部の講座では英語による講義をお願いしました。生徒の専門分野への理解度や英語力に不安がありましたが、講師の先生がわかりやすいスライドを準備していただくなどのご配慮もあり、生徒の多くが経済学に興味を持つともに英語の学習の意義を感じることができました。

実施後のアンケートを見ると、すべての講座で貴重な写真や動画を用いて分かりやすい講義をしていただき、生徒の各分野への興味関心も高まったようです。大学で何を学習するか、学習したことを生かしどう社会に貢献するかを考えるきっかけになりました。

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特別支援学校
 
1 山口南総合支援学校  山口市立小郡図書館
職場体験:図書館での仕事体験
職場見学・就業体験
職場体験:図書館での仕事体験

たくさんの本とふれあいながら仕事の体験ができる職場体験場所を探していたところ、やまぐち教育応援団にも登録されている山口市立小郡図書館が快く受け入れてくださいました。

今回、体験させていただいた生徒は昨年度も同じ小郡図書館で体験をさせていただいています。昨年度も丁寧に指導してくださり、仕事をすることの面白さを体験させてもらえた場所であることと、今年は昨年の経験も生かしてさらに内容の濃い仕事体験をしたいという意欲から、引き続き希望をしました。

バックステージでの新刊本の整理や登録、返却図書の確認などが主な仕事でした。担当の職員の方の的確な指示のもと、作業には1人で取り組むことができました。お客様に快適に利用してもらうためには、どの業種も見えないところでの仕事が重要であることを学ぶことができました。

また、お世話になった生徒は、将来、得意で好きな絵やイラストが生かせる仕事に就きたいと考えています。たくさんの印刷物を図書館で拝見することができ、イラストや絵が書籍を彩り、よりよいものにしていることを目の当たりにすることもできたようです。

責任ある仕事、自分の将来の夢の展望となる仕事が体験できた大変有意義な3日間になりました。関係者の皆様、ありがとうございました。

 
2 山口総合支援学校  愛児園平川保育所
産業現場等における実習:保育所における業務としての幼児との関わり方を学ぶ
職場見学・就業体験
産業現場等における実習:保育所における業務としての幼児との関わり方を学ぶ

特別支援学校では、在籍する生徒の「思いや願い」に沿った卒業後の生活を実現するため、実際の職場における職場体験を重視しています。

本事例は、対人業務に興味を有する生徒の「思いや願い」を実現させるため、保育の現場で本格的な「乳幼児の生活全般の保育補助業務」を体験させていただきました。事例の生徒は、同法人が有する他の保育所等で7回の職場体験をしており、回を重ねるごとに保育の現場を将来の「職業」として強く意識するようになっていきました。

特別支援学校で実施している職場体験では、対人業務の現場は清掃業務や事務等の本質的な業務から切り離された体験が主で、本事例のような「本質的な業務」の体験はなかなか難しいことが実態としてありました。

「職業」として認識することができるかどうかは、可能な限り「対等な関係」の中で体験や経験を積ませていただけることが大切であると考えています。本事例では、その場を提供していただいたことにより、「命に関わる職業」としての責任感や、他の職員の業務を補完する臨機応変さなどが育まれたと思います。

0歳児クラスにも配属されましたが、乳幼児の方から本生徒に親しく近づいて行く様子なども見られ、小さな子どもたちの中にも本生徒に対する信頼関係が生まれており、苦労の中にも達成感も感じ取ったようでした。

今回の職場体験は、卒業後に職業として保育の現場を考える重要な機会となりました。

 
3 山口総合支援学校 みほり分校  マクドナルド山口維新公園前店
ファーストフード店での職場体験
職場見学・就業体験
ファーストフード店での職場体験

職場体験学習は、中学2年時に行っております。今年度は2日間の体験をお願いしておりましたが、マクドナルド山口維新公園前店様にはお忙しい中お引き受けいただき、大変感謝しております。

この学習は、仕事の内容について理解し実際に体験することはもちろん、望ましい勤労観や職業観を身につけ、社会的なマナーやルールを体得するという点で、大変意義のある学習です。実際に生徒は、ハンバーガーを販売する上で、包み紙の選択や商品の入れ方など細かい業務内容を学んだり、仕事の忙しさを感じたりしながら、自分も将来働きたいという意欲をかきたてられたようです。こういった経験が今後ひとりの社会人として自立するうえで大切なことであると認識しています。

以下に生徒の感想の一部を載せておきます。
「僕は、マクドナルド山口維新公園前店で職場体験学習をしました。今回の学習を通して、マクドナルドの方々の忙しさがよくわかったこと、たくさんの商品の場所を覚えることができたこと、将来マクドナルドで働きたいと思ったこと、だんだん自分からてきぱきと動けるようになって自信がついたこと、など様々なことについてできるようになったり感じたりすることができました。」

 
4 防府総合支援学校  株式会社 丸久
平成30年度 山口県特別支援学校技能検定「きらめき検定」流通・サービス部門での審査
講師や指導者として招聘
平成30年度 山口県特別支援学校技能検定「きらめき検定」流通・サービス部門での審査

障害のある生徒の自立と社会参加に向けて、特別支援学校技能検定を導入し、幅広い人間関係の形成やコミュニケーション能力の育成、就労に求められるスキルの習得を図り、社会参加できる力を育成することをめざして、検定を実施しています。

流通・サービス部門では、小売業の業務である野菜(ジャガイモ)を袋詰めから陳列までの作業を指示通りに丁寧にできるか、また、それに付随して、身だしなみや手洗いがきちんとできているかなどをチェックし、評価結果により1級〜10級の認定証を授与しています。

その審査員を、株式会社丸久様より2名お招きし、審査、講評をいただきました。
受験者数:5校15名(うち2名は未受検)
結 果:1級…5名 2級…2名 3級…3名 4級…1名 5級…2名

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