柳井地域(柳井市・周防大島町・上関町・田布施町・平生町)

小学校 中学校 高等学校・中等教育学校 特別支援学校


小学校
1 柳井市立 柳東小学校 ゆめタウン柳井
職場見学・就業体験
 
 3年の社会科で、「店で働く人と仕事」の学習として、店で働く人と私たちの暮らしとの関係を調べるために、市内のイズミゆめタウン柳井を見学させていただきました。

 子どもたちは、家の人と何でも揃うこのお店に買い物に行きます。何気なく見ていた店内ですが、見学を通して学習することで、いろいろな発見ができました。大きな駐車場、清掃の行き届いた店内やきれいに並べられたたくさんの商品、日頃見ることのできないバックヤードの様子。また、買い物がしやすいように商品を並べたり、新鮮で衛生的に加工したりする働く人たちの様子などにもふれ、お客さんに商品を買っていただくためにいろいろな工夫がされていることが分かりました。

 何気なく買い物をしていた子どもたちも、直接見たり、お店の方に話を聞いたりすることで、自分たちとの生活との関わりを深く理解することができ、よい経験となりました。

社会科
働く人とわたしたちのくらし

2 柳井市立 柳東小学校 株式会社 原田食品
職場見学・就業体験
 
 3年の社会科で、「工場で働く人と仕事」の学習として、工場で働く人と私たちの暮らしとの関係を調べるために、こんにゃくやところてん等を製造する工場、株式会社原田食品を見学させていただきました。

 おでんの具材などにも利用されるこんにゃく。こんにゃく芋からこんにゃくが作られる工程を実際に実演していただいたり、工場でできたいろいろな商品を見せていただいたりし、初めて見ることに子ども達は興味津々でした。衛生管理された工場内の様子を見たり、たくさんのお客さんに商品を買ってもらうためのパッケージの工夫や、人々の健康を考えた商品作りへのこだわりについて説明してもらったりしながら、自分たちの生活との深い関わりについて学ぶことができました。

 子どもたちの中には、見学したことをお家の人に紹介したり、こんにゃくを使った料理に挑戦したことを日記に書いたりするなど、工場を見学し、学習したことが家庭へも広がるよい学習の機会となりました。

社会科
働く人とわたしたちのくらし
3 柳井市立 新庄小学校 マックスバリュ 新庄店
職場見学・就業体験
 
 社会科の学習で、3年生が校区内にあるスーパーマーケットを見学しました。

スーパーマーケットの店長さんの話を聞いたり、普段は見られない倉庫や冷凍庫、調理場などを見学したり、従業員の方が働く様子を近くで見たりすることができました。子どもたちは、商品の管理の仕方や衛生面での工夫、販売する上での工夫などを知ることができました。また、来店するお客様のことを考えた商品の陳列の仕方や従業員が働きやすくなるような工夫などにも気づくことができたようです。

 今回の見学を通して、子どもたちは、日頃の客の立場ではわからない店の様々な工夫や努力に気づくとともに、販売する店の方たちの思いをしっかり理解することができました。
スーパーマーケット見学
 4 柳井市立 余田小学校 マックスバリュ 新庄店
職場見学・就業体験
 
 実際に見学することで、写真やVTRを見たのでは分からない実体験ができ、心に残る学習となりました。また、お店の人に丁寧に説明をしていただいたり質問に答えていただいたりしたことで、学習する中で出てきた疑問を解決することができました。

 他にも、教科書には出ていないようなお店の様子や工夫を知ることができて驚くとともに、お店の人の仕事や苦労について理解を深めることができました。さらに、体の不自由な人でも、安心して買い物ができるような様々な配慮がされていることも学習することができ、有意義でした。

 また、今回は、スーパーマーケットの売る側の思いや工夫を聞くだけでなく、「買う側の思いや工夫について」お客さんに直接質問することができ、学習がさらに深まりました。

社会科
見直そうわたしたちの買い物

5 柳井市立 平群東小学校 アルク柳井中央店
職場見学・就業体験

 3年社会科の学習として、スーパーの仕事について、「アルク柳井中央店」を見学しました。

 店長さんに、「スーパーではどんな工夫・努力をしているのか」「商品はどういうルートでどのような方法で運ばれるのか」など児童が事前に考えていた質問について説明をしていただいたり、説明の中で生まれた疑問や知りたいことなどについて説明をしていただいたりしました。また、店内を見学することで商品の陳列の仕方、値段や商品の表示、通路幅など消費者の立場に立った様々な工夫がしてあることに気づくこともできました。
 

 この見学を通して、「お客様第一」に考えた工夫や努力、商品の仕入れや働く人の通勤圏などで他地域とかかわりをもっていることなどを理解することができました。


 スーパーの仕事
6 柳井市立 柳井南小学校 ゆめタウン柳井
職場見学・就業体験
 
 3年生社会科単元「店で働く人と仕事」の学習として、市内のスーパーマーケットで職場見学を受け入れていただきました。


 普段は入ることができないバックヤードを見せていただいたり、店内を実際に見学しながら分かりやすく説明していただいたりしました。また、子どもたちの質問に対してもていねいに答えていただきました。

 
見学を通して、子どもたちは、スーパーマーケットで働く人の仕事の内容や多くのお客さんに商品を買ってもらうための工夫などについて学習することができました。

スーパーマーケット見学
7 柳井市立 大畠小学校 あさひ製菓株式会社
職場見学・就業体験
 
 社会科の学習であさひ製菓の工場を見学させていただきました。特に、工場の中の様子や働いている人に注目して見学をさせていただきました。

 工場の中では、目の前で、材料から自分たちの知っているお菓子やケーキができあがっていく様子を見学することができ、学習したことを実際に確認していくことで、子どもたちの興味も高まっていました。また、ケーキが機械でカットされる様子や一つ一つ人の手でできあがっていく和菓子を見学することもでき、機械と人、それぞれの良さを感じとることもできました。さらに、消費者のニーズに合わせたお菓子の開発や消費者の手に安全に届けるための工夫などにもふれることができ、働いている方々の願いや思いを知ることもできました。

 日頃、手にしているお菓子に対する子どもたちの思いも深くなったようです。

社会科
工場で働く人と仕事
8 周防大島町立 久賀小学校 ながや菓子工房
職場見学・就業体験
 
 2年生の生活科の学習で、久賀町探検をしました。それぞれに興味のある施設や店舗等を選んで見学をしたり、話を聞いたりしました。

 地元のお店を調べるグループが、ながや菓子工房を見学しました。季節によってケーキの種類や焼き方を変える工夫や、ショーケースの並び方も変えるなど、地域のお客さんに喜んでもらえる仕掛けがたくさんなされていました。

 今回の見学を通して、子ども達は働く人の様々な工夫を知り、ふるさとを愛する気持ちをもつことができました。

生活科
まちをたんけん、大はっけん
9 上関町立 祝島小学校 マックスバリュ室積店
職場見学・就業体験
 
 社会科「店ではたらく人びとの仕事」の学習を深めるために、上関小学校の3年児童と一緒にマックスバリュ室積店を見学させていただきました。

最初は、副店長さんによる店内の紹介でした。その際には、何故この場所に季節の旬の果物や野菜を置くかなどの説明をしていただきました。また、リサイクルコーナーなどについても話をしていただきました。次に、副店長さんに質問をする場を設けました。子どもの素朴な質問・疑問に対して、わかりやすく答えていただきました。最後は、グループごとに店内を見学しました。

約1時間弱の時間でしたが、実際に見聞することで、理解が深まり当初の学習のねらいが達成できました。その後の学習として、見学のまとめをした後に、新聞づくりをしました。

社会科
店ではたらく人びとの仕事

10 田布施町立 麻郷小学校 田布施町立図書館
職場見学・就業体験

 2年生の児童が、生活科の学習で田布施町立図書館へ行きました。

 まず、図書館の学習室へ案内していただき、絵本の読み聞かせをしていただき、
児童は夢中になってお話を聞いていました。次に、館内の施設を見学しながら、館長さんより説明をしていただきました。特に、児童が興味津々だったのは、普段入ることができない書庫でした。保管されている本の数にびっくりしていました。最後に、児童は読みたい本を思い思いに探し、読書を楽しみました。

 図書館を
見学することにより、公共施設の使い方を学ぶとともに、たくさんの本に触れ、読書意欲も更に高まりました。

 
生活科
「まちをたんけん大はっけん〜図書館を見学したよ〜」


11 田布施町立 城南小学校 マックスバリュ田布施店
職場見学・就業体験
 
 社会科の学習で、お店で働く方々は、たくさんのお客さんがお店に来ていただくために、どんな工夫をされているのかを調べるために見学させていただきました。

 お店の工夫を調べるために、4つのグループ(品物の種類や数、買い物のしやすさ、品物の値段、品物の品質)に分かれて見学しました。
店長さんが、店内を案内してくださり、日頃見ることができない裏側の作業場まで見せていだだきました。その後、実際に買い物体験をしました。

 品物の種類が多いことや見つけやすいように品物が工夫して陳列してあることなど、実際の買い物体験を通して理解することができました。


 3学年社会科
店ではたらく人々の仕事
12 平生町立 平生小学校 平生町役場
職場見学・就業体験
 
 生活科の学習で町探検に行きました。7グループを作って、町役場、平生図書館、平生幼稚園などの見学をしてきました。

今回は町役場を紹介します。最初に、会議室で役場の仕事について説明をしていただいたり、質問に丁寧に分かりやすく答えていただいたりしました。その後、10の仕事場を見せていただきました。それぞれの場所で、働いている方から声をかけていただき、楽しいふれあいの時間にもなりました。普段は見られない議事堂に入り、議長の気分を味わったり、町長席に座り自分も町長になりたいとつぶやいたりするなど児童は大興奮でした。また、消防自動車に乗せていただいたり消防服を着用させていただいたりすることで、自分たちの安全安心な生活を支えてくださる人たちの仕事を知ることができました。

 児童にとっては、あまり身近に感じていなかった町役場がぐんと身近に感じられた時間となりました。見学したことをグループごとにまとめ、参観日で発表もしました。

生活科
「大すきなまち、平生」町たんけん
13 柳井市立 日積小学校 日積ぶどう生産組合
事業所等での学習
 
 総合的な学習の時間に、3年生が日積地区特産品の「ぶどうの栽培」について、次のような学習をしています。
 ・1学期:袋かけ
 ・夏休み:収穫  ・3学期:枝打ち  

 日積地区で、なぜぶどう栽培がさかんになってきたのか、おいしいぶどうを作るためにはどんな工夫が必要なのか等、日頃から地区でよく目にしているぶどうづくりに興味関心を持たせるようにしています。

 また、1年間を通してぶどうの成長を見守り、ぶどう農家の活動内容を理解することで日積地区の自然の素晴らしさを体験させることをめあてに毎年学習しています。


 
総合的な学習の時間
日積再発見!〜ぶどう編〜

14 柳井市立 平群東小学校 平郡デイサービスセンター
事業所等での学習
 
 年間5回、校区内の平郡デイサービスセンターを訪問し、日頃の学習の成果を発表したり、利用者とお話やゲームをしたりしています。

 具体的には、音読や朗読、作文発表、社会の学習のまとめの発表、簡単な劇、歌や器楽演奏、自分が描いた絵や制作した作品の紹介をしています。また、学校生活の様子を伝えたり、ミニゲームをしたり、さらにはセンターの秋祭りのおやつづくりをしたりするなど、利用者と交流を深めています。

 利用者との交流により、高齢者を大切にする心や優しさが育ってきています。また、学習の成果を発表し、たくさんの拍手をいただいたことで、成就感や満足感をもち、後の学習の意欲につながっています。入所者の笑顔や「また来てね」「勉強をよくがんばっているね」等の言葉かけからは、自己有用感も得られています。福祉という仕事について児童なりに理解もしているようです。

 
高齢者のみなさんを元気にしよう
15 周防大島町立 油田小学校 なぎさ水族館
事業所等での学習
 
 5月14日、なぎさ水族館で、1、2年生が海の生き物の梱包作業を体験しました。これは、日本で唯一、校内に水族館を有する横浜市立間門小学校に海の生き物を送るために、毎年の恒例行事として、油田小学校となぎさ水族館が協力して行っているものです。

 子どもたちは、水族館の方のアドバイスを受けてウニ、なまこ、アメフラシ、ヒトデ、サザエ、などを二重にしたビニル袋に入れました。また、ビニル袋に酸素を入れたり、氷を入れて発砲スチロールの箱に入れたりする作業を見学しました。その間、水族館の方から生き物についてお話を聞くことができ、貴重な体験をすることができました。
 
 海の生き物と一緒に、子どもたちが書いた間門小のお友達への手紙もいれました。間門小からも、毎年お礼の手紙が届きます。


生活科
水族館での生き物梱包作業体験
16 周防大島町立 森野小学校 周防大島文化交流センター(宮本常一記念館)
事業所等での学習
 
 3
年生の総合的な学習の時間に「昔の大島の暮らし」をテーマにしてふるさとの生活の様子を調べていく中で、周防大島文化交流センター(宮本常一記念館)に、数回見学に行かせていただきました。

学芸員さんからの説明を聞いたり、展示資料を見学したりして、周防大島の暮らしの様子や変化、人々が使っていた道具などについて学びました。

 学校から近い施設なので、新たな疑問が出たり、資料の展示テーマが変わったりした時にも見学に行かせていただき、詳しく調べることができています。宮本常一の「あるく みる きく」の手法を学び、自分なりの課題を追求していくきっかけにもなっています。

「昔の大島の暮らし」(農業・漁業などの昔の人々の仕事)
17 上関町立 上関小学校 山口県漁業協同組合室津支店
事業所等での学習
 6年生は、総合的な学習「未来の上関を考えよう」で、地元漁業を理解するために、山口県漁業協同組合室津支店青壮年部の皆さんの御指導で、お魚料理教室を行いました。

 まず、2隻の船に乗り、定置網漁を見学しました。網の中には、大きなハマチ、ブリ、鯛、アジなどが入っていました。定置網漁を初めて間近で見て、網が上がるたびに大きな歓声が上がっていました。
見学後、獲れたてのアジを使って料理をしました。アジのぜいご(体側の側線上に鋭い突起をもつ(りょう)(りん))を取り、衣をつけてフライにしました。日頃から魚に接する機会が多く、ほとんどの子どもは、包丁をうまく使ってぜいごを取っていました。漁師さんの仕事を目の当たりにしたり、包丁を使って魚の下ごしらえをしたりと、日頃なかなかできない貴重な体験をさせていただきました。  

 自分たちで料理した魚のおいしさや、上関の海の豊かさに多くの子どもが驚いていました。家に帰ってさっそく魚料理の手伝いをしたり、今日の料理を再現したりしようという感想がたくさんありました。


 
獲れた魚は自分たちで料理して食べてみよう!
18 田布施町立 東田布施小学校 伊藤公資料館
事業所等での学習
 
 社会科の学習で、初代内閣総理大臣伊藤博文公の遺品等を展示してある伊藤公記念館に見学に行きました。

 4年生のときに郷土の偉人としてある程度の学習はしていましたが、今回は伊藤公の業績を詳しく調べ、幕末から明治末までの日本の動きについての知識を広く求めるために見学しました。
 

 今回の見学を通して、明治維新のころの資料もたくさんあり、記念館の方も分かりやすく説明をしてくださったので、子どもたちの理解も深まったと思います。

 
社会科
国力の充実をめざす日本と国際社会
19 柳井市立 新庄小学校 社会福祉法人新庄保育園
異校種間の連携

 総合的な学習の時間の学習で、6年生が保育園を訪問して園児と交流しました。交流のねらい等について保育園と事前の打ち合わせをしっかりさせていただいたことで有意義な学習になりました。

6月の1回目の訪問では、保育園の活動に参加し、保育士さんの仕事ぶりや園児の様子から園児とのかかわり方を学びました。さらに、11月の2回目の訪問では、1回目の訪問で学んだことをもとに、事前にグループごとに園児との活動を考えて準備し、当日の運営を行いました。

今回の活動は、校内の縦割り班や登校班のリーダーとして下級生とのかかわりが増えてきた子どもたちにとって、年下の子に目的意識をもってかかわる貴重な経験となりました。また、子どもたちが、働くことの意義や楽しさ、厳しさなどを実際の職場から体験を通して学ぶ機会となりました。
総合的な学習の時間
「12歳のハローマイセルフ〜出会い、ふれあい、そして私にできること〜」

20 柳井市立 柳井小学校 あさひ製菓株式会社、金井石油店、木阪賞文堂、フジマ、山中 他
講師や指導者として招へい

「柳井まつり」の屋台実習に向けて、計6回の出前授業をしていただきました。

 第1回授業では商売の基本について、第2回授業では仕入れの仕方について、その後は屋台準備作業として、店舗レイアウト、POP作成、包装、接客、金銭授受の仕方などについて、丁寧に教えていただきました。子どもたちは、教わったことをもとにしながら、自分の個性や能力を生かせる仕事内容を選び、各部に分かれて準備、練習を行いました。自分たちが扱う商品について調べ、アイデアを出し合いながら必要な道具を作り、2回のリハーサルを通して宣伝や接客の練習を重ね、当日を迎えました。11月23日の「柳井まつり」での「ちびっこ屋台」実習では、クラスごとに花、柳井特産品、お菓子の販売をしました。企画・準備から片付けまで自分たちの力でやり遂げることができた子供たちの表情は、みんなで協力し合って一つのものを作り上げてきた達成感に溢れていました。

 最後に決算、反省会、報告会をしました。夏休み前から「ちびっこ屋台」の決算まで、長い間、大変お世話になりました。働くことの厳しさや楽しさ、そしてお金の大切さについても学ぶことのできた有意義な活動となりました。
総合的な学習
柳井祭りに参加しよう
「ちびっこ屋台」
21 柳井市立 柳北小学校 政田自然農園
講師や指導者として招へい
 
 本校6年生14名が総合的な学習の時間に柳井市の名産の一つに取り組まれている自然薯の栽培に取り組みました。本校校区内には自然薯栽培で有名な政田自然農園があり、年度当初から政田さんに指導をしていただきながら、学校の農園で自然薯を栽培しました。

 栽培した自然薯は、12月に収穫し、保護者と一緒に白玉あんかけや茶碗蒸しにして、美味しくいただきました。


 地域の特産物を知り、さらには、農業にも親しみを持つことができた良い学習となりました。
自然薯の植え付け・収穫体験
22 柳井市立 伊陸小学校 伊陸婦人会
講師や指導者として招へい
 
 年間を通して毎週2回(火曜日・木曜日)、8:10〜8:25の朝の学習の時間に、本の読み聞かせをしていただいています。図書の選定はお任せしていますが、学年、季節、国語の学習の発展、その時々のニュース等から選んでいただいています。

 各学年とも月に2回、読み聞かせの時間がありますが、子どもたちは毎回とても楽しみにしています。読み聞かせのおかげで、子どもたちの本への興味関心が高まり、今まであまり読まなかったジャンルの本を読み始めた子どもや、同じ作者の本を読み比べたりする子どもも増えてきました。また、読書が、集中力や読解力の向上にも繋がっています。


 秋の読書週間には、ボランティアの方々の語り方や間の取り方等を参考に、図書委員会の児童が選定した本の読み聞かせをします。


本の読み聞かせ
23 周防大島町立 明新小学校 JA山口大島、農林担い手センター
講師や指導者として招へい
 
本校5年生がJA山口大島や農林担い手センターの方の協力を得て水田をお借りし、6月〜12月にかけて米作りを学習しました。

 6月の田植えでは手順や方法を説明していただいた後、実際に作業に取り組みました。足元がぬかるみ、動きづらい水田の中での作業だったため、子ども達は米作りの大変さを実感していました。次いで10月には稲刈りの体験、12月には、食生活改善推進委員の皆様のご指導をいただきながら、自分たちで作った米を「おにぎらず」にして試食し、地域の方と一緒に味わいました。

 この学習を通して、子ども達は身近な地域で行われている米作りに携わる人の苦労や工夫を体験的に学び、勤労の尊さや作物を収穫する喜びを分かち合うことができました。 また、社会科の学習と関連づけることで、一年の作業工程や地産地消の在り方についても理解を深めることができました。キャリア教育の一貫としての貴重な学習となりました。
総合的な学習の時間
地域の産業を学ぼう
〜米作りを通して〜

24 周防大島町立 沖浦小学校 大島B&G海洋センター
講師や指導者として招へい

 3・4年生の総合的な学習の時間に、海洋センターの皆さんや大島商船高等専門学校の先生のご指導のもと、学校周辺の自然環境について体験活動をしながら考える学習をしています。

 6月には、地域の海岸で生物採集や実体顕微鏡を使った磯の生物観察を行いました。今まで気づかなかった生物を発見し、図鑑で詳しく調べたり記録したりしながら、地域の自然の豊かさに驚いていました。

 11月には、アマモの生態を教わり、魚が住みやすい環境づくりに貢献できるよう採種と植え付けを行いました。一人が一瓶ずつていねいに植え付け、先生のご指導のもと教室で管理し育てています。順調に生育すれば、暖かくなる頃には地域の海へ植栽する予定となっています。

 児童や地域の実態に即した継続的な学習で、地域のよさを感じ取り、環境豊かなよりよいふるさとになるよう思いを強くした子どもたちが見られました。
水に賢い子どもを育む
年間活動プログラム
<通称:水プロ>における
地域の環境を考えるプログラム
25 周防大島町立 城山小学校 大島文化センター 高木 泰伸 学芸員
講師や指導者として招へい

 周防大島の歴史をふり返りながら「豊かさ」の変遷について考えました。

 江戸時代から現在までの人口の変化を示すことで、その当時の生活の様子について考えることができました。
・江戸時代の7万人の人口を抱えるようになった要因
・大島からたくさんの移民がハワイに行くようになった背景
・終戦後の急激な人口増加
・大島大橋の開通に伴う人口減少
・現在の人口17千人。移住者の増加
20年後の周防大島は?

 周防大島に現在移住者が増えていることは、「心の豊かさ」について考える人が増えたからではないのかという指摘により、子どもたちの思考の広がりにつながりました。 講師の話をきっかけに、過去から未来へとつながる周防大島について具体的に考えることができました。

総合的な学習
周防大島から日本の未来を考える
26 周防大島町立 島中小学校 KDDI
講師や指導者として招へい
 
 子どもたちがケータイを利用する際に守ってほしいルールやマナーについて、プレゼンを見たり、クイズをしたりして学びました。

 講座の中には、覚えておいてほしいケータイ・スマホやインターネットにかかわるトラブルや事件・事故の事例の紹介があり、子どもたちが自らの判断でリスクを回避できるよう事例を振り返りながら、どんなルールやマナーが必要かを考えました。

 

ケータイ教室
27 周防大島町立 安下庄小学校 東部ヤクルト販売株式会社
講師や指導者として招へい
 
 ヤクルトは「健康で楽しい生活づくりに貢献したい」という思いで、健康教室を行っておられます。今回は、5年生と6年生が、保健指導の一つとして「姿勢教室」を受講しました。

 最初に、椅子に座っている4通りのイラストを提示し、正しい座り方を尋ねられました。猫背になったり、椅子の背もたれに背中をつけていたりした子は、ハッとさせられました。その後、どうして姿勢を正しくすることが大切なのか、良くない姿勢を続けることで起こる体の不調についての説明などをお聞きしました。そして、体を支える筋肉を強くする運動をしたり、正しい座り方や立ち方を実際にやってみたりしました。骨と筋肉を強くする食生活や睡眠の大切さについても知ることができました。ある子は、次のような感想を書いていました。
「骨は体を支えるだけでなく、脳や心臓,肺や腸などを守ったり、カルシウムを蓄えたりすることが分かりました。その中でも、背骨は神経の通り道であるということが分かりました。私は授業中に猫背になっていることが多いので、そこに気をつけたいです。」


 どの子も,ついつい授業中に姿勢が崩れていましたが,今回の出前講座を受講し,正しい姿勢を保ちたいという意欲が高まったのではないかと思います。
学級活動
姿勢教室
28 田布施町立 田布施西小学校 西田布施公民館
講師や指導者として招へい
 
 生活科の学習で、6月に、1年生が学級の畑にサツマイモの苗をさしました。

 地域の方々にこつを習い、1本ずつていねいに苗をさしていきました。秋にはとれたサツマイモを使い、簡単なおやつを作り、苗さしを教えてくださった方をお招きして収穫祭を行いました。
また、1月には、むかし遊び(お手玉、けん玉、こま回し、折り紙)を楽しみました。地域の方々に教わりながら、遊びを体験する様子はほほえましいものでした。

 上手にできるようにアドバイスをいただいたり、できると共に喜んでくださったりと地域の方々とふれあいを深め、貴重な時間を過ごすことができました。


地域の方々とのふれあい
〜むかし遊び、いもの苗さし〜

29 平生町立 佐賀小学校 山口県立博物館
講師や指導者として招へい
 
 山口県立博物館の学芸員さんをお迎えして、年に数回、出前授業を実施している。平成27年度は、4回実施しました。

○5月12日 6年 勾玉作り
 古墳時代の生活の様子を標本等を用いて学習しました。その後、滑石を削って勾玉を作成しました。
○5月27日 3年 昆虫教室
 世界の珍しい昆虫や、山口県内の昆虫など、標本を見せていただき、昆虫の学習を深めました。
○11月26日 6年 化石のレプリカ作り
 様々な化石の標本を観察した後、三葉虫やアンモナイトのレプリカを石膏で作成しました。
○12月 8日 5年 電磁石教室
 電磁石の性質を学習した後、モーターを作成しました。

 児童は、学芸員さんの顔も覚え、どの学年も楽しんで学習していました。標本等をお持ちいただき見せていただくことで、その後の学習効果が上がりました。

出前授業
30 平生町立 平生小学校 岩国市立ミクロ生物館
講師や指導者として招へい
 
 5年理科「生命のつながり〜メダカのたんじょう〜」の学習で、水の中には、メダカのえさになる小さな生物がいることを学習しました。さらに、海の中にも小さな生物がいて魚などの食べ物になっていることを調べるために、出前授業をお願いしました。

 理科室の水槽の水やミクロ博物館前の海の水などに見られるミクロ生物たちを紹介していただきました。児童は、授業の中で見つけた生物を確認しうなずいたり、初めて見る生物に驚きの声を上げたりしていました。資料映像を見るだけでなく、自分たちが顕微鏡を操作して見たミクロの生物、それは児童にとって大きな発見でした。さらに、この生物を魚が食べていること、その魚を自分たちが食べていることに気付いた児童もいました。児童には、ミクロの生物を通していろいろなことが見え始めていたようです。

 今回の学習がきっかけで、夏休みの自由研究でミクロの生物を観察したり、実際にミクロ博物館に行ったり、顕微鏡で調べたいので顕微鏡を貸してくださいと理科室に来たりする児童の姿も見られるなど、児童の興味関心が広がったようです。
理科
ミクロ生物ってどんな生きもの?
31 柳井市立 小田小学校 株式会社シマヤ
実技や部活等の補助

 5年生は1学期の総合的な学習の時間から畑で大豆を植えて育てていました。3学期には自分たちで作った味噌で味噌汁作りをすることを楽しみにしていました。大豆は塩害のために上手にはできませんでしたが、2学期に株式会社シマヤの「みそ博士」にご来校いただき、出前授業をしていただきました。

 1時間目は『みそのひみつ』というお話を聞きました。クイズを交えた楽しい講義で、分かりやすく説明していただきました。子どもたちは味噌がどのようにできるのか、味噌が地域に合わせた特色ある文化であること、発酵食品の仲間にチーズやヨーグルトなどがあることなどを初めて知りました。また、米みそ・麦みそ・豆みその味比べで、子どもたちはその味の違いに驚き、味噌への関心を高めることができました。
 2時間目は2〜3人のグループに分かれて『味噌づくり』を行いました。ミンチ機で大豆をつぶし、塩と麦麹を混ぜて、水を加えます。しっかり混ぜて、味噌玉を作り、おけに入れました。作業しやすい活動だったため、熱心に味噌づくりに取り組みました。
 3学期には、出来上がった味噌を持って来ていただき、味噌汁作りを行う予定です。

 味噌汁を飲むことが少ないという子も増えていますが、今回の学習を機に、味噌のおいしさや良さを実感することができるでしょう。また、味噌汁を始めとした日本の文化である和食への関心を高め、食育の取り組みとして意義のある学習になりました。

総合的な学習の時間
手作りの味噌で味噌汁を作ろう
32 周防大島町立 三蒲小学校 大島郡婦人会三蒲支部
実技や部活等の補助

 毎年、大島郡婦人会三蒲支部の方々を講師にお迎えして、運動会で児童・保護者・地域の全員で踊る「大島音頭」の踊りの指導をしていただいています。今年も四人の方に、教えていただきました。

 はじめに、互いに自己紹介をしました。踊りの練習は初めての一年生も分かるように、全員が同じ方向に向き、曲に合わせて振り付けを真似しました。毎年の恒例になっているので、高学年はすぐに思い出すことができますが、中には、左右を間違えたり、うっかり前の人と顔を合わせたりする子もいます。しかし、2〜3回繰り返す内に動きも合いはじめます。そのころには、体育館いっぱいに一つの輪になって練習です。先生方も輪の中に入って踊りました。また、一つひとつの動作に、大島の自然や風物が盛り込まれていることを教えていただくことで、曲や踊りへの愛着もわいているようです。

 運動会当日も、指導いただいた婦人会の方は、大島ならではのアロハシャツを着て参加してくださいました。児童・保護者・地域のみなさんで大きな輪をつくり、心を一つにして「大島音頭」を踊ることができました。

運動会に向けて「大島音頭」の練習

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中学校
1 柳井市立 柳井中学校 トヨタカローラ山口株式会社柳井店
職場見学・就業体験

 3日間の職場体験学習で、柳井市内の自動車販売店に2年生5名を受け入れていただきました。事前に職業講話などを実施し、働くことの意義や苦労について話を聞き、生徒は一人ひとりが仕事に対するきちんとした認識と事業所での活動の目標をもって参加しました。事業所では朝礼・清掃・体操から始まり、洗車・整備・チラシ折りなど、生徒に可能な仕事を数多く体験させていただきました。

 次の文は、参加した生徒の事後の感想です。 
「ぼくは、職場体験学習で、職場の方の話に対してすぐに反応することを目標にしてやりました。しかし話に対してうなずくことはできましたが、声をしっかり出して返事をすることができなかったので、そこに気をつけてやればよかったです。話をしているときに、聞いていることがわかるような反応ができるようにこれからも気をつけていきたいです。」


 仕事をする上での礼儀やマナーについて意識を高めた生徒が多く、学校では体験できない貴重な経験を積ませていただきました。

総合的な学習
職場体験学習

2 柳井市立 大畠中学校 宇部興産機械
職場見学・就業体験

 国が認定する熟練技能者「ものづくりマイスター」の話を聞くことにより、働くことへの興味・関心を高め、将来の職業選択・進路選択に生かすことを目的に、宇部興産機械を訪問しました。

 そこでは、金属やプラスチックの製品を作るための成型機械や長い橋梁、大きな水門といった鋼構造物などを作っており、大きな機械を一つ一つ組み立てている様子を見学することができました。また、ものづくりマイスターからは、1000分の1ミリの単位で金属を削る技術についての話を伺い、その素晴らしさに感激しました。


 今回の見学を通して、県内にもこのような世界に誇る大きな企業があることや、技術者の方々の喜びや苦労を知り、生徒たちは職業に対する考えや心構えを学ぶことができました。


キャリア教育
ものづくり魅力講座
3 周防大島町立 久賀中学校 ループホーム太陽の家・ながや菓子工房・久賀保育園・久美保育所・
久賀図書館・Aコープ久賀店・ピクロス大島店
職場見学・就業体験

 校区のやまぐち教育応援団登録事業所を中心に生徒を受け入れていただき、2日間の職場体験学習を行いました。 

 グループホーム太陽の家では、最初は不安と緊張でお年寄りとコミュニケーションを取ることが難しかったようですが、ゲームや折り紙をすることで積極的に話すことができるようになりました。職員の方々の声のかけ方や介護の仕方を見て体験することで、人と関わる仕事でのコミュニケーションの大切さと気配りの大切さを学びました。ながや菓子工房では、お菓子作りやケーキのシート貼り、ラッピングなどを体験させていただきました。職員の方からの優しい声かけと指導により、丁寧に仕事ができるようになりました。お客様を大切にし、笑顔になって喜んでもらいたいという職員の方のお話を聞き、仕事に自信と誇りをもって取り組むことの意義を学びました。

 生徒の感想には、「仕事は大変でしたが、やりがいのある仕事だと思いました。」「仕事の奥の深さや丁寧に仕事をこなしていくこと、笑顔で接することの大切さを学びました。」と多く記されていました。生徒を温かく受け入れ、親切に指導していただいたので、職業や勤労への意欲が高まり、将来の生き方を深く考えるためのよいきっかけにすることができました。

職場体験学習
4 周防大島町立 安下庄中学校 JA山口大島A-COOP安下庄店
職場見学・就業体験

 総合的な学習の時間におけるキャリア学習の一環として、本校では毎年職場体験学習を行っている。本年度は11月17日()と18日()の2日間実施しました。

 事前学習としては、事業所の希望調査をもとに、マナーや礼法指導、事前の電話連絡や打ち合わせの訪問を実施しました。電話連絡や事前訪問では、大変緊張したようで、社会で必要な態度も感じ取ることができたようです。また、働くことの意義や将来の夢と職業などについての学習を、外部講師(周防大島町教育委員会コミュニティースクールバイザー)を招くなどして、当日までの準備を行いました。体験学習当日については、生徒は担当者の指示等に従って真剣に体験活動を行っていましたが、慣れない仕事もあり、終了後はかなり疲れたという感想ももらしていました。事後の学習として、職場体験学習の振り返りをもとにした「職場体験新聞」を個々が作成したが、働くことの大変さややりがいはもちろんのこと、社会人として必要とされるマナーや態度・礼儀を学ぶことができたという感想が見られました。

 今後はこ
の体験活動で学んだことを学校生活の中に生かせるよう、また、今後の自分の将来の進路について真剣に考えることができる大きなきっかけになるように、継続して指導していきたいと考えています。
総合的な学習「職場体験学習」
5 上関町立 上関中学校 相互保育園、踊堂保育園
職場見学・就業体験

 総合的な学習で、3日間保育士の仕事について体験をしました。

 今回は、動物園や八島遠足の引率、園の子どもたちと自由遊び、歌や紙芝居の読み聞かせなどの活動を体験させていただきました。最初は小さな子どもたちと接することに戸惑っていましたが、次第に生徒の方からも声をかける姿が見られました。子どもたちが怪我をしないよう、いろいろなことに気を配り、常に意識することが大変だと感じたようでした。身近にいる方々が、普段どのような仕事をしているのかを体験することができました。

 今回のふるさとチャレンジ活動を通して、生徒たちは、自分たちが思っている以上に働くことは大変であること、大変な中に仕事のやりがいがあること、多くの大人が自分たちのために協力してくださることを理解することができました。

総合的な学習の時間
ふるさとチャレンジ活動
6 田布施町立 田布施中学校 Yamaguchi
職場見学・就業体験

平成27年5月20日(水)〜22日(金)の3日間、「総合的な学習の時間」の学びの一環として、職場体験実習を行いました。生徒は職場体験学習における個人課題を設定し、実際に勤労体験をするなかで、各自の課題を解決することができました。
 
体験学習期間では、商品の陳列や包装紙の作成などの作業をこつこつと積み重ねていくことで、お客様の購買意欲を高め、気持ちよく買い物をしてもらうことができることを知りました。また、最初は思うようにできなかった接客も最後には自然にできるようになりました。体験学習後には、個人レポートを作成し、発表会を行いました。

 これらの体験を通して、食品製造業に対する理解が深まるとともに、働くことの意義や喜びを考えることができました。

職場体験学習
7 平生町立 平生中学校 アルク平生店
職場見学・就業体験

 11月12日、13日の二日間に行った職場体験学習で、町内のスーパーマーケットに生徒を2名受け入れていただきました。

 商品の補充や陳列、青果のパック詰めや陳列、精肉のパック詰め作業などを体験し、日頃目にするレジ以外でも多くの仕事があることを知ることができました。また、1つ1つの作業にお客さまのための工夫があることも知り、店の人たちはお客さまのことをいつも考えているのだと実感したようです。実際に自分が並べた商品を手にとってもらって嬉しかったという感想もみられました。腕章やエプロン、帽子は準備していただいており、生徒たちは店員のつもりで、疲れが出ても表情に出さないといった意識ももつことができました。

 小売業の分野で働くことをめざす生徒もおり、将来につながる貴重な体験をさせていただきました。
チャレンジワーク 
8 柳井市立 柳井南中学校 山口県漁業共同組合柳井支店
事業所等での学習

 生徒の希望で、山口県漁業共同組合柳井支店にて、職場体験学習として受け入れていただきました。体験先では、資料を用いての座学や、沿岸漁業と沖合漁業の体験を、2日間にわたり丁寧に学ばさせていただきました。
 
 生徒はこの体験を通じて一次産業である現場で、次の6つのことが学べました。
@自然の厳しさ A身の危険からくる緊張感 B漁獲量による喜びと悔しさ C魚群探知機による最新の漁法 D魚種の旬 E旬による魚の売価の変化

 本人の趣味に釣りがあります。その延長で将来の夢の一つである漁師の体験をさせていただきました。実際に行ってみて趣味と生業の差も明確に認識することができ、就業に対する自覚と意識がより鮮明なものとなりました。


総合的な学習の時間
職場体験学習
9 柳井市立 柳井西中学校 株式会社フジマ、カワノ工業株式会社
講師や指導者として招へい

 総合的な学習の時間に、職場体験学習に向け、柳井市で活躍されている方々から、働くことの意義や仕事を通して思うことなどをお話していただきました。5人の講師をお迎えし、生徒達は自分の興味・関心のある講座を選びました。

 株式会社フジマから、ベルゼの副支配人の方を講師にお招きし、コミュニケーションについて講義をしていただきました。その中で、自分が苦手だと思っている人やあまり話したことのない人とでも、自分から積極的に話しかけたりすることの大切さを教えていただきました。生徒は、たくさんのことを話して、自分の気持ちを伝えることが重要であることを学びました。

 また、カワノ工業株式会社から社長を講師にお招きし、仕事の大切さについて講義をしていただきました。「世の中の仕事はすべて大切である」とお話され、自分の役割を果たすことの重要性について、生徒は学ぶことができました。

 今回の職業懇話会を通して、働く人たちが自分の仕事に関してどのように考え、どのように取り組んでいるかを知ることにより、職業や働くことに対する関心を高めることができました。また、自分の将来への目標を身近に感じ、自分の生き方を見つめ直す契機とすることができました。

職業懇話会
10 周防大島町立 大島中学校 町教育委員会コミュニティ・スクールスーパーバイザー 大野 圭司 様
講師や指導者として招へい

今年度は1年生を中心に、「自分の未来の仕事をつくる」として、年間を通して講師の大野 圭司さん(町教育委員会コミュニティ・スクールスーパーバイザー)から年間6回のキャリア教育の授業や講演会を計画し実施しています。

 今回の校内ハローワークは、「多様な職業人から、はたらく魅力を学ぶ」として講師 大野 圭司さんからの紹介で、周防大島町内にIターン・Uターン・孫ターンをして地元で起業されたり自営業を営んでいる、6人の方から座談会形式で講演会を開催しました。

 講師は、バルーンアート・養蜂場経営・イラストレーター・学習塾・バラ園経営・みかん園経営と多種多様な職業人で、生徒は各班に分かれて講師の方から仕事の内容や苦労されていることなどを聞き、はたらくことや職業選択の意義について学びました。

 写真は、全体で講師の紹介を受けている場面と各班で車座になって講師の話を聞いている場面です。

大島中学校キャリア教育
校内ハローワーク
11 周防大島町立 東和中学校 島スタイル事業部 大野圭司さん、瀬戸内ジャムズガーデン 松嶋 匡史 さん
講師や指導者として招へい

東和中学校の2年生は、キャリア教育の一環としてアントレプレナーシップ学習(起業家体験学習)に取り組みました。まず、「起業家体験談の講話」と題して瀬戸内ジャムズガーデンの松嶋匡史さんと島スタイル事業部の大野圭司さんからご講話をいただきました。住んでいる地域の価値を見いだし、この土地ならではのサービスを提供することが大切であることなど、生徒が起業する際の着眼点や工夫について教えていただきました。

 さらに、株主募集のための企画発表会では、松嶋さんと大野さんにアドバイザーとして生徒の企画に対する助言をいただきました。「ここにしかないものの提供」「お客様を驚かせるための仕組み」「中学生ならではのお店」など、出店に際してのアドバイスをいただきました。

 この学習を通して、起業家体験学習に対する見通しがもてただけでなく、地域住民の雇用の拡大や地元の農家への恩恵、大島の未来等について考えるきっかけとなり、充実した学びとなりました。
 キャリア教育 
アントレプレナーシップ
(起業家体験学習)

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高等学校・中等教育学校
1 周防大島高等学校 山口県漁協安下庄支店
職場見学・就業体験

 地域創生科という全国唯一の学科がある周防大島高校では、地域の活性化に向けた様々な取組を行っています。

その中の一つが、学校の近くの広場で毎月第4日曜日に開催される、農水産物の青空市場である安下庄「海の市」を活動の舞台とする「島学人プロジェクト」です。
「島がすき、学校がすき、そこで生きてる人がすき」を合い言葉に実施するこのプロジェクトでは、食堂「海鮮丸」のホールスタッフや子ども市場等での販売実習等の就業体験のほか、子どもたちも楽しめるイベントとなるよう、今年度新たに「子ども夢広場」というブースを作り、自分たちで作った輪投げやペットボトルボーリングなどで、来場した子どもたちとふれあいました。
 また、「海の市」では、地域創生科ビジネスコースの生徒が、周防大島で獲れる鯛や太刀魚を使って開発した「タチドック」「梅天」「うずしお丼」の試食モニターを行い、このうち、「うずしお丼」が実際に「海鮮丸」で販売されました。
 
 このほか、本校では、着なくなった子ども服を回収し、世界中の難民に送る「服のチカラプロジェクト」を実施しており、「海の市」に設けた服回収コーナーでは、たくさんの子ども服が集まりました。
こうした地域への貢献活動等を通して、生徒は、社会の役に立つことの尊さを実感しているようです。
下庄海の市での就業体験、
地域貢献・活性化活動

2 柳井商工高等学校 株式会社華月堂、あさひ製菓株式会社、株式会社イズミ柳井店
西尾株式会社、ルンビニ保育園、くすりのファーマシー柳井本店、有限会社はなわ、柳井図書館、ヘアーサロン太陽、トヨタカローラ株式会社柳井店、げんきや和・体験館モアアップスクール、平生保育園、明屋書店柳井店、
マツダ株式会社柳井店、有限会社しらがね

職場見学・就業体験

 本校ビジネス情報科2年の生徒が、総合的な学習の時間の一環としてインターンシップ(就業体験学習)を体験しました。

 生徒達は、4日間のインターンシップをとおして、普段学んでいる商業の知識・技術をより実践的・具体的に体験することで、働くことの大切さや厳しさなどを、身をもって学ぶことができました。普段学校では経験できない体験をとおして、あいさつや身だしなみ、職場の方々とのコミュニケーションの大切さが十分理解できたようです。また、各自希望する職種での実習は、生徒自身の進路をより具体的なものとし、生徒自身の適性や身に付けなければならない知識、技術、能力などがより明確なものとなりました。

 仕事の内容、進め方、規律を学ぶだけでなく、正しい職業観・勤労観を身に付け、実践する心構えや態度を養うよい機会になりました。今回のインターンシップでの経験は、これからの社会生活で必ず生きてくるものとなります。また、生徒自身の将来の職業を考えるうえで参考となるよい機会になりました。

望ましい職業観・勤労観を養う
インターンシップ
3 熊毛南高等学校 つばさ保育園
職場見学・就業体験
 
 キャリア教育の一環として、将来、保育士をめざそうという生徒(2・3年次生)を対象に夏休み2日間の体験実習を実施しました。当園には、毎年、生徒の受け入れでお世話になっています。
 
 紙芝居、配膳、昼寝、本の読み聞かせなど、実際に子どもたちとふれあっていろいろなことを経験することができました。生徒は、自分に保育の仕事ができるのかと不安になった時もあったようです。しかし、実習をするうちにこどもの純真さや素直さにふれ、そういった不安や迷いは自然と消えていき、全員の生徒が、将来は保育士になりたいと強く思うようになりました。
 
 実施後の生徒の感想では、「短大に行ってからでなく、高校のうちにこういった体験ができて本当に良かった」、「短大に行き、今以上に勉強して、自分の思い描く保育士になりたい」など、意欲を高める絶好の機会となりました。
保育園実習
4 田布施農工高等学校 共同産業
職場見学・就業体験

 本校には生物生産科・食品科学科・環境土木科・機械制御科の4つの学科があり、生徒は将来の進路に向けて専門的な知識や技術の習得に日々取り組んでいます。

 現在、本校では、インターンシップをキャリア支援的捉え方だけでなく、校外実習を中心とした専門学習の一環としても捉えています。就業体験により実践的な学習ができるとともに、勤労観・職業観の形成や進路決定の参考になり、学習意欲の高揚にもつながると考え、2年次に自分の学ぶ専門関係の企業で行っています。環境土木科では、土木を学んでいる生徒が地元の土木・建設会社で就業体験をさせてもらっています。土木・建設業界の魅力や仕事での苦労などを生の声で聞かせてもらうとともに、学校では体験できない現場での実技や新しい技術に触れさせてもらうことで意識の変革や成長へとつながっています。

 今回のインターンシップは、生徒自身の現在と将来を考える上で貴重な体験であったと思います。

建設会社でのインターンシップ
5 柳井高等学校 山口大学他
講師や指導者として招へい

 進路学習の一環として山口大学他の先生方を学校にお招きして、出前講義を8講座(教育、経済、国際、看護、社会福祉、理学、工学、薬学)開講しました。生徒各自が進路希望に応じた講座や興味ある講座を選択受講し、専門的な講義にも熱心に耳を傾け、進路実現に向けて意識を高めることができました。 

 生徒の感想

・教育学部で何を学ぶのか、そして、教員の様々な仕事について詳しく知ることができました。
・経済学部では、経済のことだけではなく、民法や法律などついても学ぶことを初めて知った。
・知的財産権などを詳しく知ることができた。自分の将来の道がまた一つ増えました。
・看護というのは、とても幅広い学問だと思いました。これからは、自分の目標をさらに上に設定して、「保健師」や「助産師」の職業についても視野に入れたいと思います。
・社会福祉について、相手の心情を読み取ることが重要だと分かった。興味あることが聞けた。
・理学で、高校の物理や化学が世界のあらゆる出来事に深く関わっていることが分かった。
・工学というのは日々の生活の中の事と関係が深く面白かった。本当に自分の興味を誘うもので、実験を交えた講義で、初めてこの学部に行きたいと思える学部だった。
・薬剤について知らないことが少し分かるようになった。目標が明確になり、行きたい気持ちが強くなった。興味を持つことが何歳になっても大切だということを教えてもらった。

出前講義

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特別支援学校
1 田布施総合支援学校 田布施図書館
事業所等での学習

 今年度、高等部産業科は、「地域で活動し、地域に貢献する」をテーマとして作業学習に取り組みました。

 これまで学校から地域に出て作業したことはなく、作業をさせていただける場所が見つかるかどうか心配でしたが、やまぐち教育応援団に登録されている田布施図書館にお願いすると、快く引き受けてくださいました。田布施図書館では、美化サービス班が窓ふきを園芸サービス班が園芸装飾をさせていただきました。図書館をよりきれいにして地域の方々に喜んでもらいたいと専門的な方法を学んで作業に臨みましたが、生徒たちは予想以上に緊張して、はじめはなかなか力を発揮することができませんでした。そんな中、館長をはじめとする図書館のスタッフや利用者の方々が、「きれいにしてくれてありがとう」のように生徒たちを励ます言葉を度々かけてくださいました。そのおかげで、生徒たちはやりがいを感じながらのびのびと作業に取り組めるようになりました。また、「自分も頑張れば地域のためになることができる」と思えるようになりました。

 地域の方々からの温かい支援を受けながら、田布施図書館での作業を継続して行えたことは、将来の自立と社会参加に向けた大きな一歩となりました。

 地域で活動し、地域に貢献する作業学習の実践