周南地域(下松市・光市・周南市)

小学校 中学校 高等学校・中等教育学校 特別支援学校


小学校
1 下松市立 下松小学校 下松消防署
職場見学・就業体験

 4年生は、社会の学習で消防署見学に行きました。救急車や消防車など様々な特殊車両を見学することができ、消火活動に使うスーツも間近に見ることができました。

 また、日頃見ることのできない訓練の様子も見学でき、お陰で安心して生活ができていることが分かり、大変勉強になりました。

下松消防署の見学
2 下松市立 久保小学校 マックスバリュ山田店
職場見学・就業体験

3年生が社会科「店ではたらく人」の学習で、マックスバリュ山田店の見学に行きました。

店内はもちろん、普段見ることができないバックヤードの様子も見学させていただいたことで、子どもたちは、肉や魚をさばいたり、値段を決めてポップを作成したりするなど、商品が店頭に並ぶまでには様々な仕事があることを学ぶことができました。

また、店内でお客さんにインタビューをさせていただいたことで、お客さんのニーズに応じて数多くの工夫や努力をしていることに改めて気が付くことができたようです。

社会科
「店ではたらく人」
3 下松市立 公集小学校 原田醤油工場
職場見学・就業体験

生活科の学習で、2年生全体で町探検をする中で、醤油の作り方や働いている人の努力や苦労について知りたい子どもたち16人が見学させていただきました。
 
 原田醤油工場の見学では、醤油を作っているところを見せてもらったり、醤油を熟成させる樽の中に入れてもらったりすることができました。また、醤油の味比べもさせていただき、醤油の味の違いについても実感することができたようです。

 今回の見学を通して、子どもたちは、どんな種類の醤油があるのか、どんな工夫をしてどんな苦労をしているのかなどを知ることができたようです。教室で考えるだけでなく、実際に働いている場所へ行って、働いている人の声を聞くことが、何よりも勉強になりました。
生活科:町探検
4 下松市立 豊井小学校 株式会社丸久 アルク下松店
職場見学・就業体験

 3年生の社会科「スーパーではたらく人」の学習で、児童に一番よく行くスーパーを聞いたところ、アルク下松店ということが分かり、見学させてもらうことになりました。

「たくさんのお客さんが来る理由を見付けよう」というめあてをもって見学に行きました。見学では、店長さんに丁寧な説明と、日頃は立ち入ることのできないバックヤードを案内していただき、とても意欲的に学習することができました。店頭に並ぶ肉や野菜が、機械を使って切り分けられ手早くパックされていく様子や、消費者にとって使いやすいように小分けして袋詰めされている様子、お客さんの目線で気持ちよく買い物をしていただく取組など、数多くの努力や工夫を見せていただくことができました。また、バックヤードでは、たくさんの方が安全と衛生に配慮されて働いておられる様子を見ることができ、児童にとってとても貴重な体験になりました。

 教科書や資料で学習したことが、今回の見学により、学習をさらに深め、実感を伴った知識の習得につなげることができました。

3年社会科
「スーパーではたらく人」
5 下松市立 中村小学校 有限会社 朝日屋
職場見学・就業体験

 2年生の生活科「町たんけん」の学習で、校区内にある有限会社 朝日屋を見学させていただきました。

 当日は、学校から朝日屋まで歩いて行き、まずは製品が作られる工場へ案内していただきました。靴の裏などをしっかり消毒してから大きな冷蔵庫の中へ入りました。骨がついているもも肉の大きさと重さに子どもたちはびっくりしていました。次に、お店の方が実際に肉をさばいているところを見学しました。余分な脂や筋、血管などが慎重に取り除かれている様子を、子ども達は真剣な眼差しで見つめていました。さらに、ソーセージをつくる機械やマイナス20℃の冷凍庫などを見せていただき、商品が陳列してあるお店にも案内していただきました。子ども達は「人気のあるお肉は何ですか」「1日でコロッケは何個できますか」「働いている人は何人ですか」等、あらかじめ考えてきた質問をし、一つ一つ丁寧に答えていただきました。

 今回の見学で、よりよい商品をつくるために、工場やお店でたくさんの努力や工夫があることを知ることができました。

生活科:町たんけん
6 下松市立 東陽小学校 マックスバリュ山田店
職場見学・就業体験

スーパーマーケットで働く人々の「買い物しやすさ、良い品物をたくさん売る」工夫を理解し、地域の人々の販売の仕事の様子について興味・関心を深めることを目的に、近隣の公園への遠足を利用して、マックスバリュ山田店を訪ねました。

 売り場には、さまざまな商品が、数多くきれいに並べられ、選びやすく、買いやすい工夫が見られました。

 また、売り場の方々が、きびきびと働いておられる様子を見て、子供たちはスーパーマーケットでの仕事に大きな関心をもったようで、学校に帰ってからまとめた感想文や絵には、詳しい様子を細かく表現していました。

マックスバリュで買い物をしよう
7 周南市立 湯野小学校 やすらぎ苑
職場見学・就業体験

「お仕事にチャレンジ」という事業名で、校区内の4施設に受け入れていただき、5・6年生が職場体験を2日間行いました。やすらぎ苑デイサービスセンターでは、職員の方からアドバイスを受けながら、デイサービスを利用しておられる方とのふれあいや介助を行いました。

 1日目は利用者の方と関わろうと自分からあいさつをしていました。2日目は、話しかける声の大きさに気をつけたり、一緒にパズルを楽しんだりしました。

 職場体験を通して、「相手の気持ちもよく考えながら、コミュニケーションをとる必要がある。常に笑顔で接することが大切だと分かった。」ということを捉えることができ、将来の職業選択につながるだけではなく、普段の学校生活に役立てられることを理解できたようです。

総合
お仕事にチャレンジ
8 光市立 島田小学校 光ふるさと郷土館
事業所等での学習

 社会科の学習の一環で光ふるさと郷土館を見学し、昔の人たちがくらしの中で実際に使っていた道具を見せていただきました。

 また、光市で昔から行われていた醤油造りについて学び、昔の産業についても知ることができました。

 今回の見学を通して、子どもたちは昔のくらしや仕事について身近に感じることができました。

社会科
光ふるさと郷土館の見学
(社会見学)

9 下松市立 花岡小学校 株式会社シマヤ・吉田屋醤油有限会社
講師や指導者として招へい

 総合的な学習の時間に職業体験および職人による講話(仕事に対する思い)を目的として
「しょうゆ もの知り博士の出前授業」を実施しました。

 まず、油について知ることからスタートしました。醤油の香りを嗅ぎ、香りの成分が300種類もあることを伝えられると、児童からは驚きの声が上がりました。そして、醤油の原料・作り方を写真や実物にふれることを通して、大豆・小麦・塩が使われていることや麹菌という微生物が関わっていることについて学びました。実際に醤油を味見する場もあり、実体験を通した活動によって、児童は一つの商品が完成するまでに様々な工夫や手間が施されていることを知りました。また、醤油職人に直接、インタビューをする場を設けることで、その職業を選んだ動機やこだわり等、専門的な職業観にふれることができ、未来に向けて自分たちに生かせることを模索しました。

 体験的な学習を仕組むことで、児童は職業に対して自分なりの考えや目標をもつことができました。


総合的な学習の時間
「しょうゆ もの知り博士の
出前授業
10 下松市立 米川小学校 下松市消防本部・下松消防署
講師や指導者として招へい

 地震・火災を想定した避難訓練を全校児童16名と教職員8名で実施しました。

 下松市消防署の方に火災を発見した場合の対処の仕方や避難の際に気をつけることなどの指導や、消火器を使用して初期消火を行う訓練の指導をしていただきました。全校児童が少年消防クラブ員である本校では、全員が消火器を使った消火訓練を毎年実施しているため、火災発見の際に大声で「火事だ」と周囲に知らせることや、消火器の扱い方の手順をよく身に付けていました。その後、消防車の装備の見学をさせていただきました。実際の消防服を着た児童は、全ての装備を着用すると30キログラムになるという説明に驚いていました。事前に消防隊員の方への質問を準備し、「消防隊員の仕事をしていて、うれしかったことや辛かったことはどんなことですか。」といった質問に答えていただきました。

 今回の体験を通して、児童は、地域の安全を守る消防の仕事の大切さと、隊員の方の大変さや職務に対する真剣な思いについてしっかり理解することができました。

健康安全・体育的行事
地震・火災避難訓練
11 光市立 三井小学校 光市健康増進課
講師や指導者として招へい

道徳「いのちのまつり」の学習で、自分の命は代々伝わってきた大事なものであることを学習した後、総合的な学習で「いのち」について学習を深めていきました。今回は、光市の健康増進課の方々を講師として招き、特に、「いのちの誕生」に焦点を当てた授業を行いました。

 まずはじめに、受精のことや胎児の生育の過程について、プロジェクターを使って説明を受けました。その中で、いのちのもとは針の穴のような小さなものであることに子どもたちは大変驚いていました。また、妊娠初期は他の動物たちと同様な形に見えた胎児がだんだん成長し人間となっていく姿には、感動していました。次に、赤ちゃん人形を抱いて、その重さや体の大きさを実際に体感しました。人形を抱く子どもたちの姿はとてもうれしそうで、小さな命を愛おしんでいるように見えました。

 そして、妊婦体験にも挑戦しました。子どもたちにとっては、10kgの重りは重たすぎたかもしれませんが、母親はこんなに大変だったんだということを実感し、感謝の気持ちがもてたようでした。

総合的な学習
「いのち」について考えよう。

12 光市立 束荷小学校 里の厨
講師や指導者として招へい

 生活科の学習で、教材園に野菜を植え、育てました。今年度は、インゲン、ズッキーニ、ワタの三種類でした。

 5月。子どもたちが耕した学級園で、苗植えをしました。どれも、青々として元気の良いりっぱな苗でした。里の厨の農業指導員の方が話してくださる、苗の紹介や植え方、育て方を聞いた後、持ってきてくださった苗を植え、肥料をまきました。野菜が成長してくると、支柱を立てることについても教えていただきました。苗はぐんぐん育ち、インゲンとズッキーニは6月下旬から収穫をすることができました。ワタの収穫は、秋になってからでしたが、図工の時間にクリスマスリースの飾りとして活用しました。

 以上の活動を通して、子どもたちは、地域に自分たちのために活動を見守り、支えてくださる方がいらっしゃることを肌で感じることができました。

生活科
野菜を育てよう

13 周南市立 富田西小学校 エフエム山口
講師や指導者として招へい

 エフエム山口パーソナリティーを講師として招聘し、「その“ことば”、とどいていますか?」という演題で講演をしていただきました。
 
 ラジオのパーソナリティーという職業と、普段何気なく使っている“言葉”というものについて考える内容でした。「言葉は弾丸にもなるし、花束にもなる」という最後のメッセージが特に子どもたちの心に残りました。自分の発する言葉が「人を傷つける危険性」と「人を励ましたり、癒したりする力」のどちらももつことを自覚し、相手を思いやって言葉を使おうとする心を育んでくださいました。
 
 ラジオから聞こえてくる声を生で聴くことができ、保護者や地域の方々も親しみを感じることができた。また、
放送委員会の児童へのアナウンス指導してくださいました。

エフエム山口パーソナリティーによる「心を磨く講演会」と
放送委員会の児童への指導

14 周南市立 八代小学校 鶴いこいの里交流センター
講師や指導者として招へい

毎年秋になると、八代地区に渡来するナベヅルを迎える準備をします。地域の公民館施設である「鶴いこいの里交流センター」職員他、ナベヅル愛護団体の指導を受けながら、全校児童が活動しています。

 本年度は、10月3日()に鶴のねぐら整備として、野鶴監視所の掃除活動を実施しました。この場所では、ナベヅルが渡来すると、職員の方にいろいろとお話をうかがって、「つる日記」を作成する情報・資料にしています。10月16日()には、「鶴いこいの里交流センター」職員の指導を受けながら、鶴のデコイを設置しました。

 「鶴いこいの里交流センター」職員の方々には、他にも放課後子ども教室の指導や公共施設としての図書室利用時の指導など、お世話になることがあります。

「鶴いこいの里交流センター」を中心とするナベヅル保護活動

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中学校
1 下松市立 下松中学校 光和電業、トクヤマ、
エフエム山口、栽培漁業センター、ひさゆくスポーツなど
職場見学・就業体験

 キャリア教育の一環として、今年度は、9月に「職場見学」、11月に2日間の「職場体験学習」を実施しました。働くことの意義や自分自身の適正の分析、興味のある職業調べを1学期より行い、さまざまな職種に対する興味・関心を高めました。職場見学後、マナー講座や事業所別の打ち合わせを行ってから、11月に職場体験学習を実施しました。

 職場体験学習では、それぞれの事業所で、仕事の内容や方法だけでなく、仕事に対する心構えや姿勢、気をつけていることなど働く上での大切なことを教えていただき、生徒たちは働くことの楽しさや辛さ、大変さを学び有意義な体験をすることができました。
 光和電業では、施設の説明、見学を終えた後、金属板を使ったものづくりを体験することができました。栽培漁業センターでは、ひらめの飼育方法を学んで、ひらめの餌やりや水槽の掃除をしました。エフエム山口では、仕事内容の説明を受けた後、実際番組に参加し、商業施設の紹介等をしました。ひさゆくスポーツでは、ラケットやユニフォームの展示や商品の並び替えの作業を体験しました。

 職場体験学習後は、それぞれの体験内容を1枚のレポートにまとめ、保護者会などで展示発表を行いました。この体験学習は、中学校卒業後の進路を考え、自分にあった進路選択をしていくための大きな手がかりになりました。


職場見学、職場体験学習
2 下松市立 久保中学校 久保幼稚園
職場見学・就業体験

 二年生の総合的な学習の時間で『職場体験学習』を行いました。

 事前学習から始まり、事業所との事前打合せを経て、実際に体験をさせていただきました。掲載の写真は、久保幼稚園での体験学習の様子です。

 この後、体験内容などをまとめたスライドショーをつくり、保護者も招待して、体験学習の発表会を行いました。
総合的な学習の時間
『職場体験学習』

3 下松市立 末武中学校
職場見学・就業体験

 総合的な学習の時間において、職場体験学習を行いました。

 飲食業では、お客さんの注文をとったり、食事を運んだりする接客や、お店の清掃や皿洗いなどの裏方の仕事を体験しました。消防署では、救命法を学んだり、放水を体験させてもらったりしました。

 働く体験を通して、働く喜びと苦労を実際に体験するとともに、社会的なマナーを学習しました。また、課題の解決に向けて社会や他者とのかかわりを積極的にもち、探究活動に主体的、創造的に取り組むことの大切さを学ぶことができました。

職場体験学習
「地域の仕事人に学ぶ〜仕事ハッケン伝〜」
4 光市立 浅江中学校 光地区消防組合 中央消防署
職場見学・就業体験

 5月21日(木)と22日(金)の2日間、職場体験学習を受け入れていただきました。

 訓練礼式(集団行動的な動き)、トレーニング、ロープ渡過体験、救命講習、放水体験など盛りだくさんの体験をさせていただきました。 ロープ渡過体験では、初めに低い位置で基本動作を学び、その後建物の高い場所での移動にチャレンジしました。生徒は実際に様々な活動を体験する中で、迅速・安全に行うためには、細かな動作の習得、勇気、体力などの要素が必要なことを学びました。

 今回の学習を通して、生徒は人々の生命や財産を守る消防署の張りつめた空気を体感し、消防士という仕事の大変さや責任の重さを実感するとともに、消防士の方々への感謝の思いを抱くことができました。消防士になりたいという思いをさらに強くした生徒もいました。

職場体験学習
5 光市立 大和中学校 光地区消防組合 消防本部
事業所等での学習

 2年生の職場体験学習では、26の事業所に分かれて体験学習を実施しました。その中の一つ、光消防組合中央消防署での体験学習を紹介します。

 体験学習の初日、まず点呼があり、次に車両点検などウィンカーやライト、無線の点検をした後に二人一組になって車体を拭いていく作業を行いました。次に訓練礼式など集団行動の基本となる動きを練習し、午後からは、放水訓練の実施でした。放水の水圧が強いのでホースを二人で抱えての放水訓練は大変そうでした。
 二日目の午前中は、普通救命講習を行いました。胸骨圧迫や人工呼吸のやり方、AEDの使い方、止血の方法、のどに異物が詰まった時の処置等の実習に取り組みました。命に直接関わることだけに真剣な様子で取り組んでいました。午後からは、救助訓練をしました。体操やランニングをした後にロープを渡るのですが、その渡り方にもいろいろあって、セーラー徒過、モンキー徒過、チロリアン徒過などがあるそうですが、今回はセーラー徒過に取り組みました。とても大変そうで、最後まで渡りきることが本当に難しいものでした。 

 この体験学習を通して、地域の安全、生命を守ることがとても大変なことであり、日々、そのための努力を惜しまずに取り組んでいる消防署というものを深く理解することができました。

職場体験学習
6 周南市立 住吉中学校 (株)はつもみぢ
事業所等での学習

 「総合的な学習の時間」を利用して「職場体験学習」を行いました。まず、「職業講話」と題し、4人の社会人に講師として来校していただき、社会人として求められる力や姿勢、ご自身の仕事に対する考え方、将来社会人となる生徒たちへのメッセージなどを語っていただきました。その後、校区を中心とするエリアの30の事業所に分かれ、職場体験を3日間実施しました。
 
 職業講話で「(株)はつもみぢ」の社長様のお話を聞いていたこともあって、生徒たちは高い意欲をもって体験に臨みました。日本酒づくりを実際に間近に見せていただき、簡単な作業には参加させてもらうことができ、「こんなに手間や時間をかけて、お酒をつくるのかと思いました。」「想像以上に、きつい仕事でした。」「社員の皆さんのチームワークがすばらしく、楽しかったです。」「早く20歳になって、「はつもみぢ」のお酒が飲みたいです。」と声をはずませていました。 

 体験学習を終えて、お礼状を書きましたが、書くことが苦手な生徒も、書きたいことが次々と浮かんできたようです。わずか3日ではありましたが、働くことの楽しさと大変さを実感し、身近にいる社会人である保護者に対しても、尊敬の念をもつことができたという生徒が多くいました。この学習の成果を文化祭で「事業所別レポート(新聞形式)」とステージ発表の形で披露し、保護者にも講評を博すことができました。

職場体験学習
7 周南市立 周陽中学校 周央保育園
異校種間の連携

 3年生が、技術・家庭科(家庭分野)の授業で、周央保育園を訪問しました。幼児と触れ合うために、年齢に応じた手作りおもちゃを各自が計画・作成しました。

 当日は、このおもちゃを持参して一緒に遊びました。日頃、幼い子どもたちに接する機会の少ない生徒たちは、うまく園児と接することができるかとても不安な様子でした。しかし、保育園の先生方のアドバイスをいただきながら、自分で考えたおもちゃをもとに一生懸命にコミュニケーションをとろうと頑張りました。園児の笑顔や全身を使って感情を表現する様子、「お兄ちゃん、おもちゃおもしろいね」や「お姉ちゃん、一緒に遊ぼう」という言葉に支えられて貴重な体験をすることができました。

 実際に幼児と触れ合うことを通して、教科書とノートを使って学習したことも確認することができたようです。また、自分の幼い頃を思い出し懐かしむ生徒もいました。実習後は、触れ合い実習で学んだことをレポートにまとめ、発表会をしました。自分とは違う年齢のクラスに行った生徒の体験も知ることができ、学習をさらに深めることができました。

技術・家庭科(家庭分野)
幼児との触れ合い実習(第3学年)
8 周南市立 周陽中学校 レノファ山口
講師や指導者として招へい

 1年生は総合的な学習の時間において、職業に関する学習を進めています。その学習の1つとして、働く人から実際に働く様子や、やりがいなどについて聞く「職業講話」の講師として、レノファ山口のチームスタッフの方を招いてお話をいただきました。仕事の内容を聞くことや、活動の様子の映像を見せていただきました。レノファ山口は、地元のスポーツチームということもあり、生徒たちは親近感がもてる職業であったようです。

 今回の職業に関する講話を聞いて、生徒の感想として、「スポーツに関わる仕事といえば、スポーツ選手としか思い浮かばなかったが、『チームスタッフ』という裏方のスタッフの存在を知り、スポーツへの違う視点からの関わりを知ることができた」という意見がありました。講話の最後には、将来、社会に出て働くために中学校の時にやっておくべきアドバイスもいただきました。

 「好きなことを仕事に」「夢をあきらめなければ叶う」などの心に響く多くの言葉をいただき、「自分の将来」を考えるきっかけとなったようです。

1年生の総合的な学習の時間
職業講話 〜働く人から学ぶ〜

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高等学校・中等教育学校
1 下松工業高等学校 ツルガハマランド株式会社
職場見学・就業体験

 本校ではキャリア教育の一環として、地域の企業や販売店、保育園、福祉施設等において、インターンシップを実施しています。就業体験をすることで、実際的な知識や技術・技能に触れる学習内容を深化させ、望ましい勤労観・職業観を育成し、主体的に進路を選択する態度や意欲を培うことを目的としています。

 参加生徒は1学年全員で、期間は1月末の4日間としています。期間中、生徒は日誌に活動を記録し、担当の指導者に所見をいただいています。やまぐち教育応援団の一員である ツルガハマランド株式会社 様には、生徒のよい経験になればということで、毎年6名の生徒を引き受けていただいています。生徒は、清掃から簡単な整備などを行わせていただき、接客方法なども含め、きめ細やかな指導を受けています。

 生徒にとっては、とてもよい体験となり、将来の進路決定に役立っています。また、ご指導くださる方々との触れ合いも、大きな財産となっています。


インターンシップ
2 徳山高等学校 鹿野分校 株式会社イズミゆめタウン新南陽
職場見学・就業体験

 今年度より1・2年生を対象に2日間職場体験・インターンシップ等体験学習を実施しました。

 周南市立鹿野幼稚園、社会福祉法人鹿野福祉会特別養護老人ホームやまなみ荘、鹿野サービスエリア、有限会社鹿野ファームハム工房、赤坂印刷株式会社、株式会社イズミゆめタウン新南陽、周南市中央消防署、トヨタカローラ山口株式会社徳山店、地域医療支援病院オープンシステム徳山医師会病院、ひさゆくスポーツ、エフエム周南株式会社など17事業所で、それぞれ職場体験をしました。初めての体験に戸惑いながらも充実した時間を過ごし、働くということの楽しさや厳しさを学ぶことができました。

●生徒感想文より

「たくさんの商品があり、陳列するときには、最初どこに何があるかわからなかったり、陳列に時間がかかったりしましたが、どんどん楽しくなって仕事を終えるのが早くなりました。」

職場業体験・インターンシップ等体験学習
3 徳山高等学校 徳山北分校 周南市立須々万保育園
職場見学・就業体験

 徳山北分校の「総合的な学習の時間」では、全学年を縦割り3つの領域にグループを編成しています。今年度、「教育・家庭」のグループでは、須々万保育園に2回の実習を受け入れていただきました。

 生徒は園児の発達段階を学習し、今年度は「豊かな心を育む」をテーマとして折り紙やクイズ、外遊び、絵の具遊び、エプロンシアターを考え、保育園で実習しました。実習は6月、11月に実施し、企画の立案、保育園との事前打ち合わせや実習後の反省等、生徒が主体的に行いました。実習を通して、生徒は園児と触れ合う喜びや園児の集団をリードする難しさ、目的を持った活動を実施する難しさを感じました。1月には1年間の取組をグループ内で発表し、その後来年度の取組を話し合いました。

 3年生は卒業しましたが、1・2年生はさらに学習を深めていきます。

総合的な学習の時間での
保育園実習
4 新南陽高等学校 徳山医師会病院
職場見学・就業体験

本校は、卒業生の多くが医療関係、福祉関係、保育関係の大学や専門学校へ進学するため、毎年キャリア教育の一環として、夏季休業を利用し、病院、福祉施設、保育園、地域の事業所等でのインターンシップを実施しています。

 やまぐち教育応援団の一員である徳山医師会病院は、古くから地域に根ざした病院で身近であると同時に、本校から毎年多くの進学実績がある徳山看護専門学校の主な実習先でもあり、ここでの職場体験は、進路への関心や看護への目的意識を早い段階からもたせる良い機会となっています。
 インターンシップ期間中、院内での様々な職種について役割と業務内容を説明していただくとともに、生徒が病院の仕事に興味をもてるよう、部署ごとに工夫をされ実施していただきました。点滴の確認、心電図や血圧・心拍検査機器等の様々な機器の説明、手術室での疑似体験、リハビリや車いすの介助体験、ベッド周りのお世話、患者さんへの食事の配膳と補助など数多くの貴重な経験ができました。

 体験を終えた生徒に一番印象に残っていることを聞くと、誰もが看護師さんの心配りを挙げました。看護師の仕事は、患者さんに見えない仕事や準備も沢山あり、それでなくても大変なのに、常に患者さんを気にかけておられ、笑顔で明るく会話をされています。そのような看護師の方々を間近に見て、大変温かい気持ちになり、看護師への道をより一層固めた生徒もいます。
看護の仕事は大変だと頭では分かっていましたが、実際に社会人として働いている方々との交流の中で、その責任の重大さや厳しさ、何よりやりがいを実感できたようです。
 生徒は、今回の経験を通して感じたことを、将来の社会的・職業的自立に向けて今何をするべきか、考えを新たにし、深化させるよい機会となりました。

地域に根ざした事業所でのインターンシップ等
5 下松高等学校 古川町武居歯科医院  院長 武居良裕 先生
講師や指導者として招へい
 
1年生を対象として、う歯の発生機序・進行・具体的な予防対策など、2年生を対象として、歯周疾患の症状・原因・具体的な予防対策などについて講話をしていだきました。

 いずれの講話も、映像を使ってわかりやすく、親しみのある口調で、生徒も皆真剣に聞いていました。先生自身も本校生徒に指導するのを楽しみにしておられ、その熱意が十分伝わってきました。

 歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着と早期発見及び早期治療の重要性などについて認識を深め、生徒の健康増進に寄与するという所期の目的が達成できました。
歯科保健講話
6 華陵高等学校 山口県警察本部山口県総合交通センター、下松警察署
講師や指導者として招へい

 交通安全に対する意識の向上を図ることを目的として、全校生徒対象に交通安全講習会を開催しました。講師として、山口県警察本部山口県総合交通センターから2名と下松警察署から1名の方々においでいただきました。

 まず、交通安全についての話をうかがい、その後、生徒による「ながら運転」や「ジグザグ走行」等の体験をし、その危険性を体感しました。
 次に、ダミー人形を使った衝突実験を見学し、自動車には死角があることや交通事故の怖さを実感しました。また、自転車も車両の一つであり、被害者になるだけでなく、加害者になる危険性もあるため、運転する際には細心の注意が必要であることなども学びました。

 登下校中の交通マナーについては、地域の方からも何度かご指摘をいただいており、この講習会を通して、交通マナーアップへの自覚を高めることができました。

交通安全講習会

7 徳山高等学校 株式会社シマヤ  
講師や指導者として招へい

 本校では、キャリア教育プログラムの一環として、魁講座T〜Vに取り組んでいます。これらのうち、様々な職業分野から社会人講師を招いて実施する魁講座Uでは、職業人として活躍する地域の方々から直接、職業に関わる専門的な内容や進路選択のきっかけ等をお聞きできる貴重な機会となっています。

 今年度の講師の分野(職業)は、次のとおりです。
 法曹(弁護士)、経営1(企業海外買付担当)、経営2(ベンチャー企業社長)、建築1(建築デザイナー)、建築2(建築設計士)、公務員(市役所職員)、幼児教育(保育士)、宇宙研究開発(JAXA職員)、科学技術(企業の化学研究担当者)、食品商品開発(研究員)、医療(医師、獣医師、リハビリテーション)、IT技術(IT企業技術者)、文化関係(専門学校講師)

 講師1人1講座に別れる職業別講座(15会場)について、生徒は関心の高い分野について2会場を選択し、専門的な仕事の内容や進路を選択でする上で大切になること等を詳しく聞くことができます。

 生徒にとって、こうした体験が夢の実現に向けた手立てを考えるきっかけとなり、日々の学習の大切さを改めて認識する良い機会となっています。

キャリア教育セミナーにおける
講師の派遣
8 南陽工業高等学校 東ソー(株)南陽事業所
講師や指導者としての招へい

 応用化学科は、キャリア教育を推進するために、RC(Responsible Care研究の交流を地元の化学メーカーと継続して行っています。

RCとは、化学物質を扱う企業が開発から廃棄にいたるすべての過程で「環境・安全・健康」を確保し、活動の成果を公表し社会と対話する自主活動です。
 RC交流研究会は東ソー(株)南陽事業所の「TRY!」(Tosoh Responsible Care  Youth!の皆さんと行いました。「TRY!」は若手社員で構成され、若い感性や行動力を活かしRCの推進に向けて、学校への出前授業や地域イベントでの身近な化学製品造り等を行っています。この度、日本化学工業協会のRC賞を受賞され、当協会の年度活動報告会で活動事例として発表しています。
 
 意見交換では生徒は「TRY!」に入会した理由、「TRY!」での活動で得た成果、印象深かった活動、これから目標(新しい挑戦)等についてお聞きしたところ、「TRY!」の皆様方からはRC活動自体を楽しみながら地域とのコミュニケーションを深め、所期の目的を果たし、仲間と活動の企画を考え実行することで絆が深まり、ネットワークも広がる、更に自己啓発にも繋がるとのこと。若手社員から自ら主体的にRC活動を取り組む「挑戦する心」を生徒に伝えていただきました。
また、課題研究の進め方や課題探求について化学を扱う技術者の視点に立った見解や結果データの検証法等を教示して頂きました。

地域に根ざした事業所との
RC交流研究会活動

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特別支援学校
1 周南総合支援学校 株式会社シマヤ
講師や指導者として招へい

 高等部専門コースの理科の授業で、身近な食品である「味噌」について理解を深めるとともに食への関心を高めること、味噌づくりを通して発酵について理解することを目的に授業をしていただきました。

前半はスライドを使ったクイズ形式で、味噌の歴史や材料、発酵を中心に製造工程についての説明をしていただき、後半で実際に味噌の仕込みを体験しました。説明のスライドは小学生向きから高校生向きまである中から選ぶことができ、生徒はとても理解しやすかった様子でした。また、味噌の種類によって異なる種々の材料はいずれも実物を準備してくださり、触ったり、味見をしたり、臭いを嗅いだりしながら説明を受け、大変興味をもった様子でした。大豆をつぶす工程ではミンチ機を準備してくださり、すり鉢ですりつぶすことが難しい生徒も自力で行うことができました。
 味噌づくりを行ったのは、生徒全員初めてでした。授業を終えての生徒の感想は、「自分でも作ってみたい」「味噌が3つの材料でできるとは思わなかった。途中で発酵するので、味や色、香りが生じることが分かった。」「今まで味噌汁はあまり好きではなかったが、自分が作った味噌ができたら食べてみたいと思う。」などでした。

 でき上がるまでの約3か月間は会社で管理し、完成したら届けてくださることになっています。生徒は完成を楽しみにしています。

 味噌づくり体験出前授業