厚狭地域(宇部市・美祢市・山陽小野田市)

小学校 中学校 高等学校・中等教育学校 特別支援学校


小学校
1 宇部市立 東岐波小学校 ウェスタまるき東岐波店
職場見学・就業体験

 第3学年社会科の学習で、スーパーマーケットの売り場を見学させていただき、店の工夫に気づいたり、疑問点を見つけたりしました。最後には、家の人に頼まれた物を購入する、買い物体験もさせていただきました。

 見学に際しては、事前に店舗側と打ち合わせを行い、店側の見学上の留意点や児童の人数を調整し、児童の安全と店側への配慮を心がけました。学校での事前指導では、店の人の仕事や買い物をしているお客さんの迷惑にならないように、マナーを守って見学や質問をするように指導を行いました。
 スーパーマーケットで働く人々は、商品の注文や陳列をしたり、商品を加工・包装したりするなど、さまざまな仕事をしていることに気づくことができました。また、多くのお客さんに来てもらうために、安全な品質に気を配り、国内外の産地から商品を仕入れていることも学びました。 

今回の見学を通して、児童たちはスーパーマーケットで働く人たちが、お客さんに喜んでもらうために、様々な工夫や努力をしていることを学ぶことができました。


社会科
はたらく人とわたしたちのくらし
〜店ではたらく人〜

2 宇部市立 見初小学校 宇部興産株式会社
職場見学・就業体験

 社会科で宇部興産の工場の仕事について学習しました。セメントの原料である石灰石が美祢市の伊佐セメント工場から宇部興産専用道路〜興産大橋を通って運ばれることや、その石灰石を使ってセメントがつくられる工程や、石灰石以外の原料についても調べました。見学では、セメントやセメントの原料を実際に自分の目で確かめたり、宇部興産でセメント以外につくられているものを調べたりしました。

 子どもたちは工場内を見学して、工場の広さ、興産専用道路を通っているダブルストレーラーの長さ、伊佐セメント工場で石灰石を掘り出している現場の規模の大きさに驚いていました。また、BE-i-Plaza では、セメント以外につくられているものを一生懸命メモしていました。係の方も丁寧に説明してくだいました。

 今回の見学で、自分たちが学習したことを実際に確かめることができました。さらには、自分たちの地域にある工場の仕事についてしっかり理解することができました。見学したことは「宇部興産新聞」を作りまとめることでより子どもたちの学習が深まりました。

社会科
宇部の工場について調べよう

3 宇部市立 西宇部小学校 宇部蒲鉾株式会社
職場体験・就業体験
 
 社会科の学習の、3年生が「はたらく人とわたしたちのくらし」という単元において、工場の仕事について宇部蒲鉾株式会社を見学させていただきました。

 宇部蒲鉾株式会社では、蒲鉾を作る工程を見せていただくグループと、蒲鉾の歴史について説明や紹介していただくグループの2グループに分かれて、途中見学場所を交代しながら学習を進めました。蒲鉾歴史館では、昔の手作業で使用していた道具、その様子を表す人形を見ることで、手作業の工程の大まかな流れをつかむことができました。
 蒲鉾工場では、衛生には特に気をつけていることや、原料や製造工程の説明をしていただいた。機械での成型の工程では、児童のほとんどがじっと見入っており、機械化された蒲鉾作りと手作業が主だった昔の蒲鉾作りとを比べることもできました。

 今回の見学を通して、教科書だけではなく実際の仕事の様子を見ることで、作業の大変さや、手作業よりも機械化された方が大量生産できるということなどを実感することができました。


社会科
かまぼこ工場を見学しよう


4 美祢市立 伊佐小学校 JA山口美祢
職場見学・就業体験

 総合的な学習の時間に3年生が「ごぼう堀り」を体験しました。地域の特産品の生産について調べる学習の一つとして、美祢市内のごぼう農家にご協力いただき、子どもたちは畑に入って実際にごぼうを掘り、収穫する作業をさせていただきました。

収穫作業が終わった後、生産者の方にごぼうを育てる喜びや工夫についてお話いただきました。子どもたちからの質問にもていねいに答えていただき、子どもたちは満足した表情で帰校しました。

体験学習をまとめた文章や生産者の方へのお礼の手紙には、感謝の気持ちだけでなく、ふるさとへの誇りや感動が綴られており、体験学習の成果を実感しました。五感を働かせて地域の特産品について学習できる機会を今後も大切にしていきたいと考えています。

総合的な学習の時間
ごぼう堀り体験学習
5 山陽小野田市立 赤崎小学校 株式会社丸喜 まるき小野田大学通り店
職場見学・就業体験

 総合的な学習の時間と社会科の学習をかねて、12月5日にスーパーマーケットの見学をしました。事前学習で見学の視点を話し合い、

@お客さんが買い物をしやすくなるためのくふう Aスーパーマーケットのひみつ について、調べることを見学のめあてにしました。校区内にあるスーパーマーケット(まるき)で、毎年3年生の見学を快く受け入れていただいてきました。今年の見学でも、店長さんを始め、従業員の方々が、子どもたちに分かりやすい言葉で説明をしてくださったり、子どもたちからの質問にていねいに答えてくださったりしました。また、担任も想定していなかった惣菜コーナーのバックヤードに入らせていただくなど、ふだんの買い物では知ることのできないスーパーマーケットの秘密を学ぶことができました。

 また、一人78円(消費税込み)を持たせ、実際に買い物をさせる体験を積ませました。買い物のマナー、売り場やレジで働く人たちの心遣いなどに気付く機会にもなりました。地域のスーパーを身近に感じることができ、大変充実した見学の学習時間とすることができました。


総合的な学習の時間・社会科
6 美祢市立 嘉万小学校 秋吉台自然動物公園サファリランド
事業所等での学習

 1・2年生は生活科、3年生は総合的な学習の時間を使って、毎年、「飼育の日」に合わせて、秋吉台サファリランドへ飼育体験学習に出かけています。動物にふれあい愛護の気持ちをもたせるだけでなく、飼育に携わる人々の仕事にふれることで働くことの意義を理解するというねらいがあります。

 まず、はじめに、1年生はうさぎとモルモットの小屋の掃除、2年生はカンガルーの展示場掃除、3年生はキリン舎の掃除を任されました。動物が恐れないように気を付けながら枯れ葉や糞などを取り除いたあとは、えさやり体験をしました。
 次は、小動物とのふれあい体験です。ひよこ、モルモット、うさぎを抱いたり膝の上に載せたりして暖かさを感じることで、小さな命を認識しました。春にライオンと熊の赤ちゃんが生まれており、この2頭ともふれあうことができました。子どもたちは、ふわふわの体毛と愛らしい姿に感動していました。

 今回の体験学習を通して、飼育員さんたちが、動物たちのために心を込めて仕事されていることを理解することができました。


生活科・総合的な学習
「飼育の日」飼育体験学習
7 山陽小野田市立 埴生小学校 株式会社 花の海
事業所等での学習

 1年生の生活科の学習で「いきものとなかよし」という単元があります。動物とふれ合ったりお世話をしたりすることで生き物に愛着を持ち、命の大切さに気付く学習です。1年生24名が、学校近くにある「花の海」を訪れ、飼われている動物とふれ合いました。

 「花の海」は、花苗・野菜苗・鉢バラ・いちご・ブルーベリー・野菜などのシテム生産を目指す農場で、「農業の魅力・可能性」をたくさんの人へ発信する施設園芸農場です。花や果物、野菜の他にも動物とのふれ合いの場が用意されており、うさぎ、やぎ、うしやぶたに餌をやることができます。子どもたちは、用意していただいた芋の蔓で餌やりを体験しました。最初はおっかなびっくりの様子でしたが、慣れてくると、なでたり抱っこしたりしながら命の暖かさも感じていました。

 学校に帰ってからは、その時の様子や気持ちを国語科の「しらせたいな みせたいな」の勉強で作文を書き、発表し合いました。

1年生活科
「いきものとなかよし」
国語科
「しらせたいな みせたいな」
【合科】
8 宇部市立 岬小学校 山口放送株式会社 アナウンサー 高橋 裕
講師や指導者として招へい

 総合的な学習で、5・6年生対象に山口放送の高橋裕さんに「夢の実現に向けて」という演題で話をしていただきました。

 自己紹介の後、アナウンサーの仕事を映像を通して説明していただき、番組に関わっている方の仕事内容についても話していただきました。話の中に、仕事道具の紹介や日々の訓練の早口言葉の体験もあり、子どもたちは興味をもち、楽しみながら学習することができました。

 今回の学習を通して、子どもたちは夢をもつことの大切さや、夢をかなえるための準備の大切さを学ぶことができました。さらに、自分の将来の夢や様々な職業への関心が高まりました。

総合的な学習
「夢の実現に向けて」
9 宇部市立 神原小学校 レストランCAPTAIN シェフ 藤谷 幸司 氏
講師や指導者として招へい

 フランスで25年以上続いている味覚の教育活動「味覚の一週間」は2015年日本では開催5年目を迎えます。「味覚の一週間」は中心的行事の一つである、「味覚の授業」は、日本各地の小学校で、五感を使って味わうことの大切さや食の楽しみを教えます。

「味覚の授業」の概要
 1 味覚を教える大切さ
 2 五感を研ぎ澄ませ、味の基本について学ぶ
 3 食べる楽しみを広げよう
 4 作る楽しみも体験しよう

◎「味覚の授業」の指導者
 レストランCAPTAIN シェフ 藤谷 幸司 氏(山口県内での初開催)

  児童の感想
 鰹だしと昆布だしのそれぞれを味わった後に、2つのだしを一緒にして少し塩を入れるだけで、こんなに味が変わるのかと思った。

料理人、パティシエ、生産者
による出前授業

2015年「味覚の授業」
10 宇部市立 二俣瀬小学校 宇部警察署 生活安全課の方
講師や指導者として招へい

 宇部警察署の生活安全課係長と二俣瀬駐在所巡査部長を講師に招き、学校内への不審者侵入を想定にした避難訓練で、専門的な見地から御指導をいただきました。

 学校内での避難の仕方を始め、登下校時での注意事項等を説明してくださり、児童は真剣に聴いていました。知らない人について行かないことはもちろん、あいさつをするときも相手につかまれないように距離をとるなど、具体的な話もしていただきました。防犯標語「きょうはいかのおすし」(きょりをとる・うしろに注意・はやめに帰る・いかない・のらない・おおきな声で叫ぶ・すぐ逃げる・しらせる)は、分かりやすく、心に残りました。

 また、市内の現状、初期対応の重要性(複数での対応)、さすまたの使い方等も指導していただき、教職員にとっても有意義な訓練となりました。

学校行事:避難訓練
(不審者侵入に備えた防犯教室)

11 美祢市立 重安小学校 日本赤十字社山口県支部
講師や指導者として招へい

 自分や他人の命を守るために、身につけておきたいこととして、救命救急講習を保護者と児童が一緒に体験学習しました。

 3年生以上の児童と保護者が一緒に水難事故の危険を知り、人命救助の手だてについて学習しました。その後、AEDの正しい使い方と救助法について体験学習しました。人命にかかわる緊急時の対処法について、いくつかのケースを挙げ、参加者に役割演技させながら、わかりやすく説明していただきました。人工呼吸やAEDの操作に、始めは戸惑っていた児童も、対処の際の役割を交代して練習するうちに、素早く行動できるようになっていきました。講習後、親子で体験したことを家庭の話題にしてもらうことをお願いしました。

 今回の体験講習を通じて、命の大切さや家族の大切さについて考えると共に、人命を守るために自分にできることを考えるよい機会になりました。

児童・保護者が一緒に取り組んだ
救命救急講習会
12 美祢市立 大田小学校 JA山口美祢美東支所・JA山口美祢
講師や指導者として招へい

 平成27年12月19日(土)、毎年恒例の学校行事「大田の昔と友だちになろう集会」を開催しました。

 これは、子どもたちが、日本古来の伝統文化である縄ない・輪飾りづくりを体験するとともに、餅つきをしたり、おもちや豚汁を味わったりする集会で、毎年、学校・家庭・地域とが一体となって取り組んでいるものです。
 JA山口美祢美東支所・JA山口美祢女性部・生活営農部の方々には、春先の田植えから始まり、職場見学や稲刈り、この集会で利用する材料準備、指導者への声かけなど、たくさんのご支援をいただき、当日も、縄ない・輪飾りづくりの指導をしてくださっています。
 そのおかげで、地域の方々とのふれあいが深まり、自然やふるさとの素晴らしさ、伝統文化の奥深さを実感することができるよい機会となっています。

 
大田小学校のよき伝統行事として、今後も末永く続けていきたい行事のひとつです。

学校行事
「大田の昔と友だちになろう集会」

13 山陽小野田市立 有帆小学校 有帆公民館の生涯学習講座「パッチワーククラブ」の聴講生の方々
講師や指導者として招へい

クラブ活動の時間に、家庭クラブの児童が、有帆公民館の生涯学習講座「パッチワーククラブ」の聴講生の方々にクリスマスツリーづくりを教えていただきました。

 聴講生の方々が持って来られた型紙を、布の切れ端に写し取って、縫い合わせる作業は、子どもたちにとっては、とても難しいことでした。しかし、聴講生の方々の懇切丁寧な指導のお陰で、児童にとって満足のいくクリスマスツリーが徐々にできあがっていきました。一人の児童がいつも同じ聴講生の方から指導を受けることによって、コミュニケーションの取り方も少しずつ上手になってきました。続けて3回の指導を受け、最後に立派なクリスマスツリーが完成できたときには、児童全員、満面の笑顔で、聴講生の方々にお礼を伝えることができました。また、お世話になっている公民館の方々や地域の方々のために、クリーン作戦と名付けて、有帆公民館の清掃活動も行いました。
 小規模校において、難しい作業や危険な作業の場合、より多くの指導者が個別に対応できる環境は、児童の学習意欲を高め、大きな成果を得ることができました。
 一方、聴講生の方々も、公民館での生涯学習講座での学びを活かす場となったことは、とても有意義な時間となったようです。

 今後も、地域人材や施設を活用して、開かれた学校づくりに努めていきたいと考えます。

クラブ活動:家庭クラブ
「クリスマスツリーづくり」
14 山陽小野田市立 厚狭小学校 山口宇部農業協同組合厚狭支店
講師や指導者として招へい

6月に山口宇部農業協同組合厚狭支店より6名の指導者の方をお招きして、さつまいもの苗の植え付けをしました。1年生101名、2年生109名、3年生80名が、近くでお借りしているそれぞれの畑で楽しく植え付け活動をしました。 

 この後、草取り作業などのお世話を続けました。10月に再び指導者をお招きして、収穫しました。そして、学年に応じた調理学習も行い、おいしくいただくことができました。

 このような体験活動を通して、野菜を育てることの大切さや収穫の喜びを感じることができました。

生活科
さつまいもの植え付け収穫体験活動

15 宇部市立 琴芝小学校 宇部市婦人会協議会 琴芝支部
実技や部活等の補助

5年家庭科の学習「わくわくミシン」でエプロンづくりを婦人会協議会の皆様のお手伝いを得ながら行いました。

「ミシンでまっすぐ縫えないんだけど、どうやったらいいの?」
「布をまっすぐに引っ張ったらいいんだよ。」
「三つ折りってどうやったらいいのか、教えてもらえますか?」
「端が内側にくるように、こうやって折るんだよ。」
 子どもたちは、慣れない裁縫の授業での初めてのミシンということで戸惑うことが多かったようですが、一人一人に対して懇切丁寧に指導していただき,立派なエプロンに仕上げることができました。

 できあがった作品を見て、子どもたちはとても満足そうでした。

家庭科:エプロンづくり

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中学校
1 宇部市立 東岐波中学校 ぱんだ保育園
職場見学・就業体験

 24日(木)と25日(金)の両日にわたって,宇部市にあるぱんだ保育園で職場体験学習をしました。

 6名の中学生を受け入れていただき,有意義な活動をさせていただきました。特に,2日目は運動会の予行練習にあたり,中学生たちがお手伝いに活躍する場面がたくさんありました。また,運動会の道具を職員の方が手作りしていることにも参加した生徒全員が大きな感銘を受け,幼児教育への思いがさらに高まったようです。

 ぱんだ保育園の先生方は,活動終了後,生徒一人ひとりに丁寧な評価やアドバイスを書いてくださり,大変充実した体験学習になりました。

職場体験学習〜ぱんだ保育園にて
2 宇部市立 神原中学校 山口県宇部警察署
職場見学・就業体験

 第学年全生徒が夏休みに職場体験学習を行いました。その中で、希望者男子名が山口県宇部警察署で警察官の仕事を体験させていただきました。

 まず、警察官がつける防具の試着(ヘルメット、チョッキ、手袋、盾、さすまた)の体験をさせていただきました。身につけるものは防弾になっており、とても重く感じたようです。その後、指紋・足跡採取の体験をさせていただきました。
 そして、交番勤務の一日の説明を受けました。午前900に勤務の引き継ぎ、午前1000に巡回連絡、昼食休憩の後、午後100から警邏(けいら)、午後300在所勤務をし、午後600から夕食をとります。午後800から午前000に起動警邏をしたあと、午前300から仮眠を取ります。午前700から立番をし、周囲の警戒をします。そして、午前900に勤務終了し、次の警察官と勤務を交代します。仮眠はとるものの24時間ずっと働かないといけないのは、とても辛そうだという感想を述べていました。

 憧れの警察官の大変さと責任の重さが実感できました。

3 宇部市立 楠中学校 トヨタカローラ山口(株)宇部店
職場見学・就業体験

 総合的な学習の時間に、キャリア教育の一環として、2年生全員で職場体験学習を行いました。1学期に校外体験学習で職場に訪問し、いろいろな職業について学び、夏季休業前に体験する職場について希望をとり、夏期休業中に職場と打合せを行って準備しました。

職場体験は、9月29日()、30日()の2日間で行いました。写真は、2年生男子2名がトヨタカローラ山口(株)宇部店を訪問させていただき、自動車清掃の体験を行っている様子です。初めに店舗の案内と言葉遣いや服装、姿勢などの接客マナーを学ぶオリエンテーションを受けました。その後、整備工場に入り、自動車の修理の見学、簡単な整備、洗車などの仕事を体験しました。自動車の販売も、いろいろ苦労されている点を学んだようです

 体験後、生徒は「お店で働くことの大変さを実感した」「お客さんの見えない所で、たくさんの仕事があることが分かった」「将来の進路を考えるときの参考になった」といった感想をもちました。また、職場の担当の方からは、「生徒は礼儀正しく、まじめに活動した」という回答をいただきました。

総合的な学習の時間 
 将来の生き方について考える
(職場体験)
4 美祢市立 美東中学校 美祢市消防本部
職場見学・就業体験

 5月20日()・21日()の2日間、2年生全員による職場体験学習を実施しました。美祢市消防本部には、3名の男子がお世話になりました。

 1日目は、消防車両の手入れ・訓練礼式・消防用資機材の説明及び取扱訓練・防水訓練及びロープ結束などを指導していただきました。特に、訓練礼式では、基本的な動作を厳しく教えていただき、3人そろってきれいな敬礼をすることができるようになりました。また、20mも離れている棟の間をロープで渡る経験もさせていただきました。
 2日目は、AEDを使った救急法、消火器による消火訓練などをさせていただきました。消火訓練では、ポンプ車を使った訓練も体験させていただくことができました。

 参加した生徒たちは、2日間の体験をとおして、消防署の方たちが、人の命を救うために、日々厳しい訓練を重ね、強い責任感と使命感をもって仕事に臨んでおられる姿に強い感銘を受けたようでした。これからの自分自身の生き方を考える上で、貴重な体験をさせていただいた2日間となりました。


職場見学・就業体験
5 山陽小野田市立 小野田中学校
事業所等での学習

  小野田中学校では、「自分たちの住んでいる地域産業を知る」「働くことの意義を知るとともに、社会人として必要なモラルを知る」「自分の将来について考える」ことを目的として、職場体験学習を実施しています。

 小野田中学校区内を中心に、約50事業所に生徒を割り振り、2日間職場体験を実施しています。実施までには@「働くことの意義を知る、自分について知る(座学)」、A「ビジネスマナー基礎講座(宇部商業高校出前授業)」、B「事業所との打合せ(校外活動)」を実施しています。
 体験学習後は「職場体験レポート」「礼状作成」等を行います。その成果を2月の「立志のつどい」にて発表し、生徒全員のレポートを文集としてまとめます。

 本校のキャリア教育は3年間を見通して、明確な目標が設定されており、2学年では「進路について知ろう」を目標に年間行事を計画しています。系統的に学習を行うことにより、生徒は自己の能力や適性ふまえた進路計画を立て職業観や勤労観の育成をることができていると思います。

総合学習:職場体験学習

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高等学校・中等教育学校
1 宇部西高等学校 特別養護老人ホーム アスワン山荘
職場見学・就業体験

総合学科高校である本校では、生活福祉系列で学ぶ生徒に福祉施設での校外実習の機会を与えています。

 今年度は夏季休業中の8日間にわたり、特別養護老人ホーム「アスワン山荘」で3年生18人が高齢者介護の体験学習をさせていただきました。実習生は4班に分かれて、各班2日間ずつ8:30〜17:00まで職員の方々のご指導のもと充実した施設実習をすることができ、卒業後の進路を考える上でも大変有意義でした。実習の前と後にはそれぞれ校内で事前指導と報告会を実施しましたが、その際にも御協力をいただきました。

 また、本校ではこの実習が介護職員初任者研修を修了するために必要と位置付けており、実習生の多くが研修修了に向けて、必要な他の学習にも意欲的に取り組んでいます。

特別養護老人ホームでの福祉施設実習
2 宇部商業高等学校 株式会社丸久 アルク南浜店
職場見学・就業体験

 小売業での販売を体験できる就業体験先をやまぐち教育応援団で検索し、株式会社丸久 アルク南浜店に受け入れていただきました。

 生徒は本校の2年生で、ビジネス基礎やマーケティングなどの授業で商品の流通について学び、学校行事の宇部商デパートでは販売実習を行う中で、実際のお客様に対する接客を体験し、販売の仕事に興味を持つようになりました。総合的な学習の時間で自分自身を見つめ直し、将来の自分を思い描いたところ、将来はお客様によろこばれる販売員として働きたいと考えるようになり、インターンシップでは、販売員という職業を体験したいという希望でした。
 実施後の生徒の感想では、自分で思い描いていた販売員という仕事は、この仕事の一部分であり、お客様を満足させる為には目に見えない部分の多くの配慮がいることを実感し、自分の未熟さや、甘さを痛感したという内容でした。これまで学んだことを活かしながら、職に就いてからもまだまだ学ばなければならないことに気付かされ、実際に働くことの厳しさを体験することが出来てよかったという感想でした。

 インターンシップを経験し今後の学校生活では、自分に足りない部分を補いさまざまな場面でいろいろなことに気配りができる人物になりたいと考えているようです。自分の将来の職を考えるにあたり、とても良い機会となった様です。今後の課題を発見でき、立派な社会人になるための準備を始めたいと考えたようでした。

小売業(スーパーマーケット)での
インターンシップ
3 宇部工業高等学校 株式会社 宇部理化
職場見学や就業体験

本校では、キャリア教育の一環として、1年生全員、2月の第2週にインターンシップを実施しています。また、26年度から2年間、文部科学省指定事業「ESDを活用した指導と評価の一体化を図る」について持続可能な開発のための教育(ESD)として、身に付けさせたい七つ能力や力に焦点を当て研究しています。

<期待される成果等の力・能力> @批判的に考える力 A未来像を予測して計画を立てる力 B多面的、総合的に考える力 Cコミュニケーションを行う力 D他者と協力する態度 Eつながりを尊重する態度 F進んで参加する態度

 やまぐち教育応援団の一員である株式会社 宇部理化 にはインターンシップ、宇部まつりや土曜夜市での「理科教室」、山工祭でのESD研修講座等お世話になることで、上記七つの力のうち、Cコミュニケーションを行う力を中心に、DEFの力を身につけることができました。さらに、実際に社会人とのOJTの中でコミュニケーション能力や対人関係能力、安全教育や倫理観の育成と基本的なマナーを身につけるきっかけとなりました。

インターンシップと産学連携
(株式会社 宇部理化)
をESD研究へ

4 厚狭高等学校 トロアメゾン
職場見学・就業体験

 本校の総合家庭科2年生は夏期休業中にインターンシップを実施しており、就業体験の場として受け入れていただきました。

生徒は、総合家庭科の食物系を選択しており、家庭の専門科目を学ぶ生徒にとって、学科に関連した地元企業での就業体験は、大変有意義なものとなっています。実際の現場で学ぶことによって、様々なことに気付き、今後の学習や進路選択に役立てたいという意欲の向上につながっています。

トロアメゾンのオーナーが本校の卒業生ということもあり、様々な場面で御協力をいただいています。1年生「フードデザイン」の授業では「洋菓子講習」の講師として毎年お世話になっており、また、昨年は商品開発に本校生徒のアイデアを取り入れていただき「くろまる」という名称で商品化・販売していただいています。

地元企業でのインターンシップ
5 厚狭高等学校定時制 明屋書店 厚狭店
職場見学・就業体験

 本校では、キャリア教育の一環として、3年生全生徒が就業体験(インターンシップ)に取り組んでいます。

 課題研究等の授業で職業観や勤労観、ビジネスマナーについて学習した生徒たちが、実際に体験したい職種を決定します。本年度の生徒は書店での就業を希望し、やまぐち教育応援団に参加されている明屋書店の厚狭店で受け入れていただきました。
私たちには、とても身近な書店という職場ですが、入荷した本の確認や袋詰め、決められた本棚への配置など多くの仕事があって、それを体験した生徒たちには新鮮な感動があったようです。後日、「インターンシップ報告会」を実施し、参加生徒が、就業体験を通じて感じたこと、学んだことを全校生徒に向け発表しました。

 本校生徒にとって、将来の進路を決定する上での貴重な時間となりました。


書店でのインターンシップ
6 宇部中央高等学校 宇部蒲鉾株式会社
事業所等での学習

 本校では3年次生の家庭科「フードデザイン」の受講者を対象に、食育教育の一環として、体験活動を通して郷土の味に親しむとともに、食物分野の学習内容を深め、調理技術を磨くことを目的として、インターンシップを実施しています。

 今年度は1学期に、地域に密着して生産活動を行っている西岐波(床波)漁港・魚市場、有限会社グリーンハウス、宇部蒲鉾株式会社を見学しました。生徒は、地産地消による安心・安全な食品づくりや地域活性化に取り組んでいる企業の姿を見学し、食習慣や食に関する意識を高めることができました。
 2学期には、宇部蒲鉾株式会社の「ものづくりマイスター」の御指導の下で、実際に竹輪や蒲鉾づくりを体験しました。生徒は、「竹輪や蒲鉾の形を整えるのも全て手作業で行われておりびっくりしました。」、「マイスターの方が作っている製品を見たときは簡単そうだったけれど、実際に作ってみると大変難しかったです。」、「魔法の手を持っているマイスターの方はすごいと思いました。」、「家族や友達にも今日学んだことを伝えたいと思いました。」などと感想を述べていました。

 現場での加工の過程やものづくりの大変さなどを体験・学習することのできた貴重なインターンシップとなりました。

宇部蒲鉾株式会社における
水産練り製品製造の見学と
竹輪・蒲鉾づくり体験
7 小野田高等学校 学校法人信望学園愛学園高千帆小百合幼稚園
事業所等での学習

 本校の近隣にある学校法人信望学園愛学園高千帆小百合幼稚園に受け入れをお願いし、平成27年11月中旬の4日間で、1年生全員が保育体験実習を行いました。

1年生全員が履修している家庭基礎の単元「子どもの発達と保育」の学習を踏まえ、各クラスで8班に分かれて保育計画を作成し、集団での遊びやダンス、本の読み聞かせなど、保育計画に沿った内容を班員で協力して取り組みました。
 生徒たちの感想では、幼児一人ひとりの個性が多様であること、幼児に情報を正しく伝えることが容易でないことなどを実感したものや、幼稚園の先生方が個々の幼児の人格を尊重した上で、丁寧かつ的確に指導しておられる専門性の高さに感動したもの、さらには、約十年前の当時の自分の姿を重ね合わせて、今まで成長できたことに対する周囲への感謝の気持ちを述べたものもあり、多くの成果を収めた体験活動でした。

 これからの少子高齢社会を生き抜いていく生徒たちは、子どもたちを社会で育んでいく担い手としての役割も求められており、人間の在り方、生き方の原点を考える機会となりました。

幼稚園での保育体験
8 宇部高等学校
講師や指導者として招へい

 本校では、キャリア教育の一環として、さまざまな職業に携わる方々の話をうかがい、将来の職業観の確立することを目的に1年生を対象に「キャリア教育講演会」を実施しました。

 本年度は、「研究職」「医師」「歯科医師」「薬剤師」「会社経営」「弁護士」「教員」「公務員」の8講座を設け、それぞれの講座に県内の事業所等から講師を招聘し、生徒は自分の興味・関心のある講座を2講座受講しました。
「2015年度キャリア教育講演会」 
9 小野田工業高等学校 学校法人YIC学院
講師や指導者として招へい

『産学公と連携したカリキュラム充実事業』のひとつとして、情報科学科2年生の実習の時間に「ゲーム開発に求められる能力や人材像」と題し、ゲーム開発に求められる能力や人材像、仕事の魅力、高校時代にやっておいたほうが良いことや次世代メディアでできること等について、学校法人YIC学院 YICビジネスアート専門学校 教務課長 河津 道正 様により講義をして頂いた。

 ゲームを作るための難しさや、在学中に自分が学習しなければならないことなどを中心に講義を受け、専門学校で教えている(教員が教えるには限度があるが)先端技術の深い領域まで教えて頂いた。ゲーム開発にはその道のセンスが必要で競争も激しく、ゲームを開発する人たちは、ほんの一握りの人たちであることも知ることができ、奥の深い内容であった。

 また、LEAPMOTIONや、MOTIONSENSERによる手の動きなどをコンピュータに取り入れるソフトなどでバーチャルリアリティの世界を体験し、次に簡易的なプログラミング言語を用いたゲームの要素を含んだプログラムの作成を体験した。日頃授業には興味が持てない生徒もどんどん先に進んで自分でトライしていた。生徒たちは、考え方が柔らかくすぐに吸収でき、失敗を恐れず抵抗なしに取り組んでいた。

先端技術に関する知識や情報の
生徒教員への浸透

10 小野田高等学校定時制 山陽小野田警察署交通課
講師や指導者として招へい

 11月11日(水)、山陽小野田警察署交通課の方をお招きして、交通安全教室を行いました。

 まず、夜間の視界や反射材の大切さについて、実際にパトカーでライトを照らしながらわかりやすく説明していただきました。また、内輪差についても実演をしていただき、その危険性を学びました。最後に、生徒が実際にパトカーに乗ってみて、車内からは見えない、死角というものがあるということを、あらためて確認しました。

 この行事を通して、交通安全についての意識が一段と高まりました。

交通安全教室
11 美祢青嶺高等学校 長州産業株式会社
その他

 機械・電気科3年次生の専門教科「課題研究」においてソーラーボートの製作に取り組んでいます。

 ソーラーボートは、太陽光を電気に変換し、その力でモーターを回して動かすボートです。このたび、長州産業()様よりソーラーボート用太陽電池パネルを提供していただき、ボートに改良を加えました。平成27年8月1日・2日に福岡県柳川市で開催されたソーラーボート大会に参加しました。このソーラーボート大会は、水郷柳川夏の水まつりのイベントとして開催されるもので、太陽エネルギーの有効利用と水辺環境の保全を目指す大会として、今大会で20回目となりました。その結果は、1日目の周回レースは予選落ちでしたが、2日目のスラロームレースでは3位入賞を果たすことができました。

 生徒は協力して作業を進め、ものづくりの楽しさや難しさを理解し、ボートで走る楽しみを肌で感じるなど良い経験を得ることができました。

ソーラーボート用太陽電池パネルの
提供

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特別支援学校

1 宇部総合支援学校 有限会社ビコーズ 日本マクドナルドフランチャイジー
講師や指導者として招へい

 特別支援学校の生徒や保護者は、そのほとんどが、卒業後に身近な地域で生活することを切望しているが、卒業後の職場や地域生活の中で適応できない、周囲とうまくコミュニケーションがとれないなど、人間関係づくりが大きな課題となっている。そこで、就職希望者を対象として専門的な外部講師による実際の職業生活を想定した接遇・接客等の体験学習を実施し、主体的に行動する態度や円滑な人間関係を築ける知識や技能の習得を目指した。

 「接客に関する理念(ホスピタリティ)」の講義では、基礎理論についてスライドを使用してわかりやすく説明された。「気持ちの伝え方と実践」の実技では、接客7大用語や笑顔、お辞儀等、きめ細やかな指導により、生徒たちの心に深く残る授業となったようである。最後に本校卒業生の講話では、在学中の職場体験の大切さや就職後の体験談を卒業生という立場でお話しいただき、集中して話に聞き入る生徒たちの姿がたいへん印象的であった。

 外部講師に指導していただくことで、円滑な人間関係を築くための基礎である「挨拶や返事の大切さ」「言葉遣いの重要性」などを、生徒たちが再認識し、定着させるための絶好の機会となったと感じている。

産学公と連携した
カリキュラム充実事業を活用した
「販売・接客の基礎」に関する講話

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